2010年代の音楽業界を揺るがしたニュース50選

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17. ヒップホップのソープオペラ『Empire 成功の代償』が大ヒット

Chuck Hodes/FOX

2015年2月 ー 家族、金、そしてラップをテーマとするこのテレビシリーズの大ヒットは、音楽とエンターテインメントにおける新たな共生関係を示していた。FOXの『Empire 成功の代償』について、Rob Sheffieldは本誌でこう述べている。「『ハッスル&フロウ』にも通じるヒップホップのセンシビリティと、黄金期のソープオペラを思わせるオールドスクール感が融合した本作は、どこまでも馬鹿馬鹿しく、果てしなく痛快だ」




18. 著作権に対する認識を一変させたロビン・シックの「ブラード・ラインズ」

Kevin Mazur/WireImage

2015年3月 ー ロビン・シックがファレル・ウィリアムスとT.I.と共作した大ヒット曲「ブラード・ラインズ」が、マーヴィン・ゲイの1977年作「黒い夜」(原題「Got to Give It Up」)に似ているとして、ロサンゼルス裁判所が被告であるシック側にゲイのエステートに数百万ドルの支払いを命じたことは、音楽業界を震撼させた。その決定が著作権を巡って争っている他の裁判に影響を及ぼす可能性があるとして、音楽業界は危機感を示したが、その懸念は概ね現実となった。




19. 初回ゲストにマライア・キャリーを迎えてローンチした、ジェームズ・コーデンの大人気企画「カープール・カラオケ」

CBS

2015年3月 ー 『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』における新企画のローンチにあたり、コーデンが車の中でジョージ・マイケルと熱唱する動画を見せられたマライア・キャリーは、その初回ゲストとして登場することに同意した。1分間の「カープール・カラオケ」は絶大な人気を呼び、2016年にはApple Musicと独占ライセンス契約を交わした。この出来事は音楽市場において、従来とは異なる新たなメディアが大きな可能性を秘めていることを示していた。




20. AppleからのSpotifyへの返答、Apple Musicがローンチ

studioEAST/Getty Images

2015年6月 ー Appleが満を持して発表したサブスクリプション方式のストリーミングサービスApple Musicについて、IT系の批評家たちは「Spotifyとまったく同じもの」と評した。Spotifyの創始者ダニエル・エクは、「あっそ、ふーん」とツイートするなど無関心を装っていたが、ハードウェアとソフトウェアの利点を組み合わせるという同社の戦略はユーザーから支持され、ストリーミング市場を独占していたSpotifyにとっては思いがけないライバル出現となった。

Translated by Masaaki Yoshida

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