2010年代の音楽業界を揺るがしたニュース50選

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32.  英詞を用いずに世界制覇を果たした「デスパシート」

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2017年1月 ー ルイス・フォンシとダディー・ヤンキーによる「デスパシート」は音楽業界の固定概念を覆すほどの大ヒットを記録し、ジャスティン・ビーバーを迎えたリミックスはその勢いをさらに加速させることになった。YouTube史上最速で50億回再生を記録し、ストリーミングにおける全世界最多ストリーミング再生回数を記録するなど、同曲は数々の歴史的記録を樹立した。しかし同曲の最大の功績は、アメリカのポップチャートにおける言葉の壁を破壊し、歌詞の意味が伝わらなくとも大衆の支持を得ることは可能だという点を証明したことだ。




33. ドレイクが発表した22曲入りのアルバムならぬ「プレイリスト」

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2017年3月 ー 『モア・ライフ』とは一体何なのか?ドレイクはそれがアルバムでもミックステープでもなく、「リスナーの人生を彩るサウンドトラック」としてのプレイリストだと強調している。カリブ海のダンスホールから南アフリカのハウスまで、様々な要素が詰まった全82分に及ぶ本作は、彼の名を冠したコラボレーション作品となっている。Rob Sheffieldは同作について、本誌でこうレビューしている。「とどのつまり、オーブリー・グレアムはプレイリストなのだろう。ポップの真の開拓者でありながら、アーティストである前にいち音楽ファンであることを忘れず、自身を鼓舞してくれる新たなサウンドを常に探し求めているのだ」




34. フューチャーが2枚のアルバムでチャートの1位と2位を独占

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2017年3月 ー いい知らせは多いほうがいいと言わんばかりに、フューチャーは2枚のNo.1アルバムを立て続けに放った。Billboard 200の頂点に立った先発の『フューチャー』を、後発の『HNDRXX』が引きずり下ろしたことで、彼は音楽が極端に身近で手頃になった現在では、どんな滑稽なことも起こりうるということを証明してみせた。2枚のアルバムを立て続けにリリースするという手法はセールスを意識したトリックかもしれないが、それがメジャーなアーティストによる新作を一刻も早く聴きたがっているオーディエンスのニーズにかなったものであることは事実だ。





35. ストリーミングがアメリカ音楽業界最大の収益源に

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2017年 — Recording Industry Association of Americaが2016年の音楽業界において、ストリーミングの収益がその他のあらゆるフォーマットを上回ったという結果を発表した時、ストリーミングについて懐疑的だった人々も考えを改めざるを得なかったはずだ。旧体制からの方向転換を強いられた音楽業界の各企業は当初こそ反発していたものの、現在ではその大半が成功の度合いに見合った額をアーティストたちに分配するようになった。

Translated by Masaaki Yoshida

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