海外フェス出演常連のアーティストがひも解く“表現者”であることのマインドと生き方



CD HATA:今の時代、生身で体感しわかちあう事は、より一層貴重な意味を持ちはじめてるもんね。

SAORI KANDA:そう! あの日あの瞬間を皆で共体感できたことは、とんでもない事だった。エネルギーのreal gatheringから産まれるアートの可能性に満ちていたし、2020年"冬至-風の時代のはじまり"にむけて放ったこの祝祭舞台は、時代が新たなphaseへと突入するGATEとしての役割があったように感じます。いま、一番信じて届けたい"お互いの光を繋げてサークルを描くこと"と"己の純粋な悦びに繋がること"を現代アートの現場にて放てたことは本当にやれて良かった。関わってくれた全ての方へ感謝であふれて身体中が煌めいてるし、HATAさんも燃えたぎる気合いを全力で受け止めてくれてありがとう(笑)。

CD HATA:導入の唄もスタジオで作り、その場で歌うシーンでの表現もいい感じになったよね! 現代アートシーンでこれを演れたっていうのは何かがはじまっていく予感がしたよね!





SAORI KANDA:そうだね! HATAさんが、現代アートのシーンや舞台芸術に積極的に取り組もうとしたのは何かきっかけはあるんですか?

CD HATA:音楽だけじゃなく、音楽を含めた総合的な表現、プロダクトをやりたいなとは、ちょっと前から思ってたんだよね。映像とかも昔から興味あったんだけど、音楽で相当な時間パソコンの前に向かってるんで、これ以上パソコンの画面を見てる時間増やすのもなんだなぁと思ってたから、自分では手は出さずにいて、やりはじめたらハマっちゃうの自分でもわかってたし(笑)。

SAORI KANDA : そうなんですね(笑)。

CD HATA : 舞台芸術っていうリアル空間のヴィジュアル・アートっていうのは、映像も含みつつ、もっと総合的なもので、自分にとっても興味が強かったんだよね。現代アートっていうのも、メディアアートって言葉も最近まで知らなかったくらいなんだけど(笑)、あれ?もしかしたら俺やってるのって、そういうのかも? くらいに思って。

SAORI KANDA : 私は初めから、HATAさんの仕掛ける事すべてに面白げな匂いを感じてました(笑)。

Rolling Stone Japan 編集部

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