海外フェス出演常連のアーティストがひも解く“表現者”であることのマインドと生き方

CD HATA:なるほどー! パフォーマンス自体もアートだとして、描いた絵との違いはあるの?

SAORI KANDA:パフォーマンスとしてのアートはその場その瞬間限りの体験の共有! そして現場の圧倒的なエネルギーによって産まれてくれた作品原画は、その体験の感覚を呼び覚ますGATEというか、生々しいリアルなエネルギー体のような。だからこそ、時空を越えてもエネルギーを届けたくて、アートピースとしてきちんと展開する事を決意して。ここ数年は現代アートギャラリーやアートフェアーに積極的に飛び込んで、個展やグループ展の機会を大事にしてきました。まだまだ、音楽シーン、もしくはパーティーシーンにて産まれたアートが、現代アートシーンにて威力を発揮しきれて無いと実感するから、新たな扉を開きたいという想いで奮闘してます! 創ることと同じだけ、届けることも大切だと思うから。シーンを超えて、ポジティブなエネルギーのシェアをしていきたいから。そんな想いで、魂の求めるほうへ勇気持って進んで行くと、想像もしてなかった新たな扉が開く素晴らしい出逢いがあって、やりがいあります! まさに、そんな真っ只中でHATAさんに出逢ったっていう(笑)。

CD HATA:そうだったんだ! 思えば出逢ってから、俺ら2人色々一緒にやってきたね〜!

SAORI KANDA:ほんとにー! 色々やってきましたね〜! 一緒にやった中でも、"中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2019"では、一緒にステージ演れて楽しかったですねー! ロックフェスにおいて、"ライブペイント"のゾーンはあっても、ステージ上での展開はなかなか無くて。だからこそ「ステージ上でSound & Visual ART の融合を届けたい!」と主催者に想いを届けたら、やってみてよ! という事になり。中津川 THE SOLAR BUDOKANの中でも実験的な演目をやらせてもらえるステージにて、踊絵師SAORI KANDA with CD HATAとしてART & DANCE & MUSICの融合パフォーマンスをやりましたねー! 舞台音楽を事前に作り込んで、LIVEでも唄いながらキャンバスに絵を踊り描いて。HATAさんが最高に歌いやすい音環境作ってくれて。ループマシーンも駆使しして。照明teamとも綿密に打ち合わせて、めちゃくちゃ凝った演出で実現できて。あれは感激でした!

CD HATA:やりきったよね〜! オリジナル曲も一緒に作ったもんね。

SAORI KANDA:タバコメーカーglo主催のART企画"CO:LABS"にSAORI KANDAを起用してもらった時に、まさにテーマが"異表現コラボ"だったのもあり。ダンスアート集団のSIVAにも声をかけて、共に映像作品を作ったのだけど、その映像音楽をHATAさんと作りたい! と思い立って、一緒に音楽制作する第一歩となりましたねー! 私の声を幾重にも重ねて、Voiceだけで呪術的な曲を完成して、CO:LABS企画内でも一番のクオリティーと評価して貰ったのは嬉しかったですね!

Rolling Stone Japan 編集部

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