海外フェス出演常連のアーティストがひも解く“表現者”であることのマインドと生き方

CD HATA:"ANOYO"も"蟲の音"もDachamboで出演したことあるよ!

SAORI KANDA:そうだったんですね! それは見たかったなぁぁー! その頃はまだ、自分が出演する、というビジョンは無くて、とにかくひたすら新しい感覚を吸収したくて面白そうなパーティーにちょくちょく行って遊び倒してたな。ちょうどその頃、メディアアーティストの高城剛さんと出逢って「君はもっともっと遊びなさい(笑)」と言って貰った事も、良き引き金となり(笑)、遊び大事! 全部の感覚の元になってる。パーティーじゃないけど、野外といえば超印象的なのはビョークが初めてフジロックに来日出演した2003年。

CD HATA:フジロックは一緒に出演したこともあるよね。2013年かな?

SAORI KANDA:そうそう! 念願のフジロックに一緒に出演できたのは嬉しかった! あれは、自分が野外フェスやパーティーシーンに"出演する側"になった最初だったかも?



SAORI KANDA:この出演の10年前に、初めてフジロックに行ったんだった。その時は、土砂降りでテントの中まで浸水して、足も泥の塊りみたいになってたけど、それでも全然楽しくて。ビョークのHyper Balladの瞬間に、花火が天に向かってどーん! と打ち上がるのをクラクラしながら見上げて踊って、恍惚のなか朝目覚めて、森の木道を歩いていたら突如、霧もやの中にミラーボールがゆらゆらと光輝いて、木漏れ日と朝霧の中に幻想的な光の世界を作っていて、神様かな? と思った。それが後々2016年Solcetice Music Festivalにて出逢って仲良くなるMIRROR BOWLER作品との初めての出逢い。自分が体験して圧倒的な感覚もらったアーティスト達と一緒に創作できるようになるのは本当に幸せだなぁとしみじみですよ。SMF2016ではMIRROR BOWLERデコの最中、Vini Vici・システム7・ジュノ・リアクターと思いっきり踊描く事できて最高だったな〜!


Rolling Stone Japan 編集部

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