デスマッチのカリスマ、葛西純が語る人生観「俺の生きてる意味がここにあった」

映画『狂猿』葛西純©2021 Jun Kasai Movie Project.



―今回、映画の試写と併せて葛西純自伝『CRAZY MONKEY』も拝読しました。それによると、小学生の頃に全日本プロレスを観に行ってブルーザー・ブロディに衝撃を受けたそうですね。ブロディのどんなところが良かったんですか?


葛西:自分の生まれ育ったのが、北海道帯広市というところなんですけど、まあ田舎なんですよ。子供の頃はリュックサックを背負った外国人が自転車に乗ってキリスト教の布教活動をしているようなところで、「すげえ! 外国人だ! カッコイイ! 待って~!」って追いかけていくぐらい、外国人がいること自体珍しくて、スターに見えたんです(笑)。そんな田舎町で過ごした少年が、ある日全日本プロレスを観に行ってブルーザー・ブロディを目にしたら、やっぱりイチコロになりますよね。ああいう非日常な、あんなにデカくて強くて髭もじゃもじゃで、「ハウッハウッハウッ」って吠えてチェーン振り回してる人間がこの世にいたんだ!? っていう。もうキングコングそのものに見えたんで、本当にハートを撃ち抜かれました。

―そこから本格的にプロレスファンになっていったわけですね。80年代の全日本プロレスといえば、ブロディを筆頭に豪華外国人選手がリングに上がっていましたけど、他にも好きな選手はいましたか。

葛西:外人レスラーはほとんど好きでした。ザ・ファンクス(ドリー・ファンクJr.&テリー・ファンク)、マスカラス・ブラザーズ(ミル・マスカラス&ドス・カラス)、スタン・ハンセンとか。あとは、怪奇派レスラーも好きでした。ザ・シークとか、ジプシー・ジョーとか。外人レスラーはみんな好きでしたね。

―あ、ジプシー・ジョーが好きだから娘さんのことを「ジプシー嬢」と呼んでいるんですか。

葛西:娘はですね、ジプシー・ジョーに髪型と体形が似てるので「ジプシー嬢」と呼んでいるんです。

―なるほど、本人は大きくなったら気付いて怒るかもしれませんね(笑)。

葛西:そうですね(笑)。

Rolling Stone Japan 編集部

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