―入場テーマ曲(COCOBAT「DEVIL」)はすごく騒がしい曲ですけども。音楽はどうですか?
葛西:昔はよく聴いてたんですけど、子どもができてからめっきり聴かなくなっちゃいましたね。
―10代頃ってバンドブームもありましたよね。
葛西:ありましたね。自分が学生の頃、初めて買ったCDがジュンスカ(JUN SKY WALKER(S))の『ひとつ抱きしめて』とBUCK-TICKの『TABOO』でした。
―へえ~! まさにバンドブーム真っ只中の作品じゃないですか。
葛西:姉がバンド好きだったので、その影響があったんですよ。
―ご自分でバンドをやろうとは思わなかったですか?
葛西:不良がいっぱいいる高校に通っていたんですけど、不良仲間はやっぱりバンドをやってモテてました。でも自分は楽器を弾くのが超苦手だったので、「バンドをやってモテてやろう」っていう願望はすごくあったんですけど、やる勇気がなかったんですよね。
―モテたい願望はあったんですか?
葛西:モテたい願望はめっちゃありました。でもとにかくモテなかったんで、彼女連れで手を繋いで歩いている同級生を見ては、「俺はあんなやわな青春時代は過ごさねえ」って、柔道部でベンチプレスばっかりやってた、暗いタイプの高校時代を過ごしてました(笑)。