伊東ゆかりステージデビュー70周年、本人と振り返る1958年から1970年



田家:今日の10曲目。1969年2月発売「知らなかったの」。作詞・山口あかりさん、作曲・平尾昌晃さんですね。

伊東:アレンジが面白いですよね。

田家:国民的な歌手っていう感覚はもうおありでした?

伊東:ないです。そんなこと言われたことないですよ。ないです。

田家:1969年の大晦日、紅白歌合戦の司会をしてらっしゃいます。

伊東:ああ、紅白ですか。しばらくご無沙汰しておりますが、司会をしたってだけの話じゃない? 大きな組織にいたから、私が断っちゃったら他の事務所の人にも迷惑かかるし。司会はちょっとと思ったんですけど、「とにかく歌手の名前と題名を間違えなきゃ大丈夫、あとは僕たちがサポートしますから」ってNHKの方に言われて、それでOKしました。

田家:で、1970年代に入って、それまでと違う転機を迎える。事務所を独立したり。

伊東:そういう転機ですね。いろいろありますよね人生。長生きしてると(笑)。

田家:この話は5週目ということで、来週から3週間はカバーポップス時代のことを、江利チエミさん、弘田三枝子さん、ザ・ピーナッツなどの話を交えながら進めていこうと思います。


左から伊東ゆかり、田家秀樹

Rolling Stone Japan 編集部

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