人間・氷室京介、プロデューサーが語るロックスターの素顔

PARACHUTE(2016.05.23 Tokyo Dome) / 氷室京介

田家:作詞がGLAYのTAKUROさんで、作曲が氷室京介さんです。2010年のアルバム『"B"ORDERLESS』に入っていました。この曲の後に、氷室さんがロサンゼルスでTAKUROさん達と焼肉を食べていた話をするんですね。その中で、次回作について、"還暦にでもなったらアルバムでも出すか。タイトルは還暦で、一曲目は「Sixty」、二曲目は「年金」かな"と冗談を交わしていた、TAKUROさんからラストライブでそんな話はしないでくださいよと言われたことも話していました(笑)。

山崎:僕もTAKUROくんと会う機会があって、最初に僕の話、後半にTAKUROさんの話をしていて。2人で最後に話してくれてよかったね、って話をしていました。

田家:山崎さんがおやりになった花火ライブでは、氷室さんから来年新作をお届けできそうだというメッセージもありました。

山崎:僕がお願いしたのは、ファンの皆に感謝のメッセージが欲しいっていうことで。最後にそういうコメントがあれば番組も締まるのでっていう話をして、実際メールが返ってきた時にゲッとなりましたね。

田家:流石にタイトルが還暦とは書いていなかったでしょうね(笑)。山崎さんの『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO "POSTSCRIPT"』も来年発売になるんですね。

山崎:そうですね、まさに今予約期間なんですけど。今までも、盤にして欲しいっていうファンの方からの声が大きかったんですよね。

田家:劇場上映と配信だけでしたもんね。

山崎:今は世の中には出ていないですし、見ることもできない映像なんです。自分の中では切り札でもあるので、一番良いところで届けるにはどうした良いだろうっていうことをずっと考えていて。それで5月23日の還暦の冗談MCと、50歳の時に"60歳になっても僕は一緒にいたい"って伝えたこと。オリンピックは1年延びちゃったけど、当初の予定では夏にオリンピックがあってスポーツが頑張ったら、10月以降は氷室さん頑張ろうよっていう想いも込めたくて。2020年10月の誕生日からの流れで、このDVDかBlu-rayを出す、このタイミングしかないんじゃないかなと思って、花火イベントと誕生日イベント、Blu-ray化をセットでお願いしていたんですね。

田家:今回のパッケージは3枚組で、Disc1が映画版で、Disc2が配信の一部と二部、Disc3が三部と四部と分かれてます。

山崎:さらに特典映像のDisc4もあって、この前の花火ライブの2D版、ライブだけを集めたものも収録しています。あのセットリストは、田家さんにも配信の時に褒めていただいたんですけど、氷室さんのリアルなライブでは実現しなかったセットリストだと思うので、それが一つにまとまっているというのが今回の売りかなと思っています。

田家:予約はいつまで?

山崎:今年の12月14日まで予約受付しています。

田家:ゲストに映画『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO "POSTSCRIPT"』の監督、日本テレビの山崎大介プロデューサーをお迎えしました。本日最後の曲、「LAST GIGS」最終日の東京ドームでの「ANGEL」です。

Rolling Stone Japan 編集部

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