佐野元春と振り返るTHE COYOTE BANDの軌跡

佐野元春




田家:新曲「エンタテイメント!」でした。このタイトルに納得する面もありながら、思い切ったタイトルだという印象もありました。最初からこういうタイトルで曲を書こうと?

佐野:そうだね。曲を書いている時からなんとなく決めていた。

田家:それは40周年というのも関係しているんですか?

佐野:40周年は関係ない。この曲はその前に書いた曲だ。

田家:今の時代の中にあるエンターテイメントの持っている役割や意味というのも伝えたいという意図もありそうですが。

佐野:そこまで考えてなかった。ただポップなギターサウンドをやりたかった。いつも新しいコヨーテサウンドをファンに楽しんでもらいたいと思っている。今、新作のためのレコーディングをしているんだけど、その中でできた曲だ。

田家:このアルバムのディスク案の流れを聴いていると、その前の3曲が今の現実をとてもヒリヒリするような受け止め方をしていると思うんです。その後に「エンタテイメント! 」があると、こういう時代だからあえて、とも受け止められる曲順に思えましたけど。

佐野:歌詞のシリアスな部分に耳が行きがちな人もいるかもしれないけれど、曲順は音楽的な流れを優先している。そこに何か意味があるとしたら、それは聴き手の感受性によると思うよ。

田家:なるほど。それが僕らの「エンタテイメント!」っていうことでもあるんですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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