佐野元春と振り返るTHE COYOTE BANDの軌跡

佐野元春


今月は、10月7日にリリースされる佐野元春さんの『MOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980 - 2004』と、『THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005 - 2020』を中心に改めてそんなお話をお訊きできたらという1ヶ月です。今週はこの曲から。2007年6月発売のアルバム『COYOTE』から「君が気高い孤独なら」。



田家:今週もよろしくお願いします。『THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005 - 2020』のDisc1の1曲目がこの曲でしたが、THE COYOTE BANDとの時間の中で、この曲の果たした役割があったからこそ、この曲で始めたかったんだと思いますが。

佐野元春(以下、佐野):僕らはこういう音楽をやっていくという、一つの声明でもあった。

田家:『THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005 - 2020』Disc1の最初の3曲、「君が気高い孤独なら」、「境界線」、「バイザシー」はリミックスで収録されております。

佐野:ベストアルバム用にそれぞれの曲を見直した。いいかんじで聴いてもらえると思う。

田家:その後に続いて新曲「エンタテイメント!」も収録されております。

佐野:ファンが喜んでくれれば。

田家:この新曲は今日の最後にお聴きいただこうと思います。先週までお話してきたMOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980 - 2004』と、今回お話する『THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005 - 2020』のアートワークが一緒なんですね。

佐野:書籍で言えば上巻と下巻。ソニー・ミュージックと自分のデイジーミュージック、それぞれレーベルは違うけれどアートワークは統一しようということになった。

田家:アートワークのデザイナーは、どういう方なんですか?

佐野:グランド・デザインは自分で。タロットカードの絵は銅版画の牧野良幸さんに依頼した。古いファンなら覚えているかもしれない。『CHRISTMAS TIME IN BLUE -聖なる夜に口笛吹いて-』12インチレコードのフロントカバーを描いたアーティストだ。

田家:イメージもお伝えしたんですか?

佐野:はい。

田家:ジャケットを見て思ったのが、エピック・ソニーの方ではTHE HEARTLANDから佐野元春&THE HOBO KING BANDと銘打たれていて、もう片方はTHE COYOTE BANDとそれぞれの時代のバンド名がはっきり書いてありました。これは事前の資料にはありませんでした。

佐野:言うまでもなく僕のキャリアは3つのバンドともにあった。ソニー・ミュージック時代は、THE HEARTLANDとTHE HOBO KING BAND。デイジーミュージックでの現在はTHE COYOTE BAND。それを表紙ではっきりと言いたかった。

田家:それだけTHE COYOTE BANDが、佐野さんにとって大きな意味のあるバンドだったんだということが今週のテーマになるんだと思います。ここでもう一曲、アルバム『COYOTE』から「荒地の何処かで」。

Rolling Stone Japan 編集部

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