I Don't Like Mondays.が語る変化の理由「人間性を出したかった」

ー今回、どうしてJ-POP的な要素を取り入れようと思ったんでしょう?


KENJI

KENJI:最初はもう少し日本詞を増やしたいと考えていたんですけど、「MR.CLEVER」ぐらいからYUの中にある生々しい部分が見えてきたというか。自分をさらけ出す歌詞のスタイルに変えていきたい方向になり、楽器隊も楽曲的なアプローチで新しいことに挑戦したいと思ったんです。プログレみたいに進行が複雑に変わっていく曲もあると思うんですけど、基本的に洋楽はループの中でメロディが展開していくことが多いと思っていて。今回僕たちは楽曲のセクションごとに転調していったり、「独り占め」は大きく2回転調しています。

CHOJI:今まで転調は自分たちの中ではタブーだったよね。

YU:そういう意味では「独り占め」、「馬鹿」は今までだったら採用しなかったメロディ、リズム、譜割りをあえて採用しています。本当に実験というか。世の中に出た時に「ファンの人たちはどんな反応するんだろう?」と見てみたかった。大きな社会実験みたいに楽しみながらやっています。過去にやったことをそのままやるだけだと退屈なんです。常に今までやってこなかったことに挑戦したい。そういう意味では「MR.CLEVER」、「Sunflower」、「ENTERTAINER」はプロデュースを曲ごとにお願いしてコラボして作った曲で。自分たちだったら使わない音色を入れてくださって実験的なサウンドになりました。

Rolling Stone Japan 編集部

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