I Don't Like Mondays.が語る変化の理由「人間性を出したかった」

ー『Black Humor』には新曲が5曲収録されています。それまでの配信曲にはないピースを取り入れようとして作った楽曲なんでしょうか

YU:もちろんそういった要素もあります。例えば、「サボテン」はちょっとしたバラードで、アルバムだからこそ映える曲だと思って、あえてアルバム曲として出すことにしたんです。

CHOJI:「馬鹿」と「独り占め」は、連続配信が終わった後に違う作り方をしてみたくてピアニストの方にスタジオに来てもらったんです。基本は4人の中である程度コード進行を作ってメロディを起こしていっていて。他の人にアレンジを任せてみようという試みは前にもちょっとあったんですけど、今回は根幹となるコード進行とメロディの部分からピアニストさんを入れているんです。今まで鍵盤でメロディを考えることがあまりなかったんですけど、僕たちが想定できないコード進行をアイデアとして出してもらおうと実験的にやってみたんです。「MOON NIGHT」も気楽に作りましたね。



ーサウンド面で新しく取り入れたり、チャンレジした部分はどんなところでしょう。

SHUKI:個人的にやっていて楽しかったのは「ノラリ・クラリ」と「MOON NIGHT」で。音数が少ない曲なので、ネオファンク、ネオソウルの要素を取り入れて特色を出そうと思ったんです。最近流行している洋楽は意外と80sのテイストが残っている印象があるんですけど、ドージャ・キャット、Samm Henshawはさらにソウルの要素をさらに足しているので、そのへんをイメージしました。アルバムの中でも、「ノラリ・クラリ」と「MOON NIGHT」は最後の方に作ったというのもあって、いろいろチャンレジできるバッファがある曲でした。

Rolling Stone Japan 編集部

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