エルヴィス・プレスリーの1950〜60年代、ロックからポップへの移り変わりを聴く




「ポケットが虹でいっぱい」をYMOがカバーしたときに、細野さん、この映画観たんだな。この曲好きなんだなと思いました。それまでのロックンロール・エルヴィスとはちょっと違うロマンチックで素敵な曲、女性ファンが絶対にこの曲に胸をときめかせるだろうなという曲だと思います。

2曲目の「Wooden Heart」はドイツ語の歌詞がありましたけど、ドイツの「ムシデン」という民謡がモチーフになっている。イギリスで大ヒットして、61年のイギリスの年間チャートの2位だった。それまでのエルヴィスのファンとは明らかに違うリスナーが増えた、違うリスナーに届いた。そういう映画であり、そういう曲だったことがよくわかりますね。

Rolling Stone Japan 編集部

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