エルヴィス・プレスリーの1950〜60年代、ロックからポップへの移り変わりを聴く

先週は1950年代の話をしました。メンフィスのローカル・レーベル、サン・レコードからメジャーのRCAレコードに移ったんですね。週給35ドルのトラックの運転手が一躍世界のスーパースターになった。「ハートブレイク・ホテル」の印税で、お母さんにピンクのキャデラックを買ってあげた。そんなエピソードがありましたね。先週お聴きいただいたときに、どこの不良の音楽と思われた方がいらっしゃったかもしれませんが、彼は実はとても母親思いの若者でありました。

今週は50年代から60年代に行くんですが、イメージが使用前使用後のように変わります。1曲目は、58年4月に発売になった「思い出の指輪」。原題が「Wear My Ring Around Your Neck」。



今週も笑いが止まりませんね(笑)。この曲はわずが2分15秒しかないんですよ。でもイントロのキャッチーさと畳み掛けるようなメロディの展開、さあどうだというようなダメ押しのサビ。スリリングでしょ。予約だけで100万枚いったんですね。ブルース・スプリングスティーンはライブの最後にこの曲を歌っていたことがあるという歌であります。

Rolling Stone Japan 編集部

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