-
Rolling Stone Japan 編集部
約50年間世界のカルチャーシーンを牽引し続けている米「ローリングストーン誌」の日本版。
2014.07.10 00:00
In the Lonely Hour
孤独な心はどこへ行くのか? 21歳の英国人シンガーはデビュー・アルバムの本作でそのことを問う。その切なる想いはアデルの楽曲ほどの魅力を放つことはないが、その才能を表すのはゴスペルに影響された「Stay ...
2014.07.10 00:00
Metamodern Sounds in Country Music
今日のカントリー・ミュージックはすでにメタだ。でもニュー・アルバムでケンタッキー出身のスタージル・シンプソンは、そのタイトルに“メタモダン”と名付けた。その意味は何だ? もしワイロン(・ジェニングス) ...
2014.07.10 00:00
The Ceaseless Sight
ブラック・クロウズのロビンソン兄弟の弟でギタリストのリッチ・ロビンソンは、ソロ・アーティストとして増大する嵐のごとく成長を続けてきた。エレクトリック・ブルースを誇示し、サイケデリック・カントリーを模索 ...
2014.07.10 00:00
Hendra
エヴリシング・バット・ザ・ガールが解散してからベン・ワットは、DJとなりレーベルを運営し始めた。しかし、このソングライター兼シンガーの1983年以来となるソロ・アルバムは、ビートをひけらかすものではな ...
2014.07.10 00:00
ステイ・ゴールド
7年前、スウェーデン人姉妹のデュオであるヨハンナとクララ・ソダーバーグが森の中でフリート・フォクシーズの歌を歌ってYouTubeに登場した時は、かわいらしい一発屋デュオのように見えた。しかし、彼女たち ...
2014.07.10 00:00
Trouble in Paradise
ラ・ルーことエリー・ジャクソンは最高のサイバー・ディーヴァだ。2作目となるこのアルバムでは、古き良きシンセ・ポップの素晴らしさと合わせて、まるでダフト・パンクのロボットが好んで聴いているような、劇的な ...
2014.07.10 00:00
The Moon Rang Like a Bell
「Murmurs」は“I wish you”という言葉のループで始まる。音とはまったくシンクロしていない。だが、曲が一体となる瞬間がハンドレッド・ウォーターズの最大の魅力なのだ。音楽を真の魔法のように ...
2014.07.10 00:00
Stockholm
デビューして30年以上経ち、やっとプリテンダーズの名前を排除したクリッシー・ハインド。ここでもあの特徴的なヴォーカルで“わたしのハートをもてあそぶな”と彼女のことを嫌う人たちに警告する。デリケートでセ ...
2014.07.10 00:00
House of Spirits
サンフランシスコのフレッシュ&オンリーズは、2008年以来、メランコリーなガレージ・ロックを送り出してきた。彼らの5作目のアルバムでは、より派手なサウンドに接近。「Bells of Paonia」は、 ...
2014.07.10 00:00
Just Be Free
「twerk(トゥワーク)」(激しく腰を振るダンス)という言葉をきいたことがあるかもしれない。今、このジャンルで最高にケバいお方が、ついにデビューを果たした。23年以上、ニューオーリンズ・バウンスを牽 ...
2014.07.10 00:00
Band of Brothers
曲作りの達人がここ何十年かで最強の曲を出してきた。今回は珍しく自身の書いた曲がほとんどで、50年ほど前にパッツィー·クラインの「Crazy」を書いた男は、その勢いも大胆さも失ってはいない。プロデュ-サ ...
2014.07.10 00:00
Wang
上海生まれ日本育ちのシンガー・ソングライターで、トクマルシューゴも認める逸材。ソロ、デュオ、バンド編成など、あらゆるスタイルで音楽をプレイし、約3年を費やしたファースト・アルバムにはその持ち味が凝縮さ ...
2014.07.10 00:00
Cruel Runnings
ブルックリン出身のバンドの過去作は、アルバム1枚でいくつものポップのサブジャンルに属するようだった。この4作目では、その方向性を変えることなく、自意識が強く、時には間の抜けたシンセ・ポップのグルーヴを ...
2014.06.10 00:01
ゴースト・ストーリーズ
我々がクリス・マーティンと出会った14年前からずっと彼は信頼できる感情豊かな羊飼いで、カーン・カーンと鳴るベルの音に耳を傾け、空の星に目を丸くし、暗闇で光り、自分の気持ちに忠実になることを我々に促し続 ...
2014.06.10 00:00
Superunknown
ジャンルにとらわれないバンドの決定的瞬間には、派手な狂気や不穏な空気、そしてクラシック・ロックのような妙な安心感がある。この20周年記念リイシュー盤は、不要ともいえる2枚目の追加ディスクを同封。ディー ...
2014.06.10 00:00
Blondie 4(0)-Ever
なぜ過去の名曲をリメイクするのか。ブロンディにとって、この40周年記念2枚組アルバムは、ポップ界に返り咲く手段なのだ。抜け目がないのは、「Heart of Glass」ほか、慣れ親しんだ9曲は、ほとん ...
2014.06.10 00:00
ザ・シークレット
オースティン・マホーンは“良い子”で、自らそれを自覚している。元気のいいデビュー・ミニアルバムで、YouTubeでセンセーションを巻き起こしたビーバーふうの人気者(18歳になったばかりで、リル・ウェイ ...
2014.06.10 00:00
グラス・ボーイズ
ポスト・ハードコアの荒ぶる使者、ファックト・アップの4作目。ここ近年の彼らは、インディらしからぬ装飾や練った歌詞を取り入れている。本作は今までで最も真面目に取り組んだアルバムのようだが、だからといって ...
2014.06.10 00:00
More Than Any Other Day
モントリオールから現れた新人パンク・バンドは、デビュー作からすでに独自のサウンドを確立。バンドのナルシスト、ティム・ビーラーは6分間の楽曲 「Habit」でリスナーをくぎ付けにし、グラスの底に映る自分 ...
2014.06.10 00:00
…アンド・ゼン・ユー・シュート・ユア・カズン
この33分間のコンセプト曲集は、ラップ版『ザ・ダウンワード・スパイラル』(ナイン・インチ・ネイルズの1994年のアルバム)だ。ザ・ルーツの11枚目のアルバムは絶望感の探究であり、そこには抜け道のない落 ...