モントリオールから現れた新人パンク・バンドは、デビュー作からすでに独自のサウンドを確立。バンドのナルシスト、ティム・ビーラーは6分間の楽曲 「Habit」でリスナーをくぎ付けにし、グラスの底に映る自分を見つめながら、どうしてすべての状況が悪くなってしまったのかを考えているデヴィッド・バーンのようにも聴こえる。だが、力強い音が鳴り続けるフィナーレ曲「Gemini」では、挫折の中から喜びを見出すことに成功している。

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