ザ・ピーナッツ、オリジナル・カバーポップスの走りを伊東ゆかりと語る

ラバー・カム・バック・トゥ・ミー (恋人よ我に帰れ) / ザ・ピーナッツ

田家:伊東ゆかりさんが選ばれたザ・ピーナッツの4曲目、ジャズのスタンダード「ラバー・カム・バック・トゥ・ミー (恋人よ我に帰れ) 」。

伊東:これはたしかピーナッツさんが『エド・サリヴァン・ショー』で歌ったんですよね。ライブになると生の音ですから、宮川先生がノっちゃってテンポがどんどん速くなる(笑)。

田家:伊東ゆかりさんはラストコンサートに一緒に参加されました。あれはどんなふうに思い出されますか。

伊東:いやあ、楽しかったですよ。宮川先生の30曲近いメドレーをやって。昔のビデオなんか見ていたら、ようやったなと思って。振りもありましたし、4人でハモるところもあったし、楽しかったですね。ラストコンサートの千秋楽の日、東京でやってるんですけど、フィナーレの歌が終わったら、ちょうど日出代(エミ)さんのフィアンセの沢田研二さんが客席から出てきて、みんなびっくりして。ステージこそ上がりませんでしたけど、びっくりしました。ハプニング。

田家:そういうお付き合いをしてたってご存知なかった?

伊東:いや、みんな知ってました。結婚するのでやめるってことでラストコンサートになったと私は記憶してますね。

田家:いい思い出ですね。

伊東:これで、やっぱりピーナッツさんは引退するんだなって改めて感じましたね。結婚っていいんだなって思いましたけど。その頃私は結婚して別れてますから(笑)。私が言うのもなんですが、そこで結婚っていいなと思いました。

Rolling Stone Japan 編集部

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