コロナ禍に誕生したロックバンド、Midnight 90'sが語る「僕」や「君」を描かない理由

―「愛舞」(あいまい)はどんなテーマで書いた曲ですか。

佐久間:この曲は、ダサい男の恋愛ソングを意識して書きました。「あの子から見られた」とか、ちょっとしたことで喜んでしまうという曲です。

名雪:ライブの定番曲にしたいなと思って、アップテンポで頭に残るクサいフレーズみたいなリフにして盛り上がれるように作りました。



―全体的に、曲には「君」とか「僕」っていう言葉が出てこないですよね?

佐久間:それはすごく意識してますね。実生活の経験や行動よりも、気持ちの変化とかその場所の空気とかを感じ取って欲しいという思いで書いてます。

―ラブソングは今後もあまり書くつもりはないですか。

佐久間:正直自分の中ではそうなんですけど、バンドとして絶対必要にはなってくると思うので、今後は書くことがあると思います。

―2022年12月17日に下北沢近松〈Midnight 90’s ONEMAN LIVE「巣立ちの朱鷺 音楽は死なず」〉で初めてのワンマンライブが行われますね(記事掲載時終了)。タイトルにはどんな意味を込めたんですか。

名雪:自分たちがこのワンマンでもう1つ新しいステージに登るための第一歩という意味と、巣立ちをしても大人になったら帰って来る“朱鷺(トキ)”のように、原点を忘れないという意味でこのタイトルをつけました。

―初めてのワンマンライブにして既にソールドアウトになったそうですが、どんなライブしたいですか?

佐久間:今回のライブは、配信やCDにも入れてない曲をやったり新しい試みをするんですけど、自分たちの集大成というか、来てくれたお客さんに成長した姿を見せられたらと思っています。

名雪:初めてのワンマンで、16曲ぐらいやるのも初めてなので、挑戦的な意味もあります。バンドの2年目の目標がワンマンのソールドアウトだったので、この2年間の集大成を見せたいと思います。

―では最後に、バンドとしての夢を教えてください。

名雪:武道館に立ちたいです。

佐久間:まずはクアトロでワンマンライブをしたいです。そこから武道館を目指したいですね。



<リリース情報>

Midnight 90’s
1st mini album『Night Ryder』
2022年12月24日(土)リリース
¥2,500(税抜)
取扱い店舗:タワーレコード
渋谷 / 新宿 / 名古屋パルコ / 梅田NU茶屋町 / オンライン
タワーレコードオンライン購入リンク:https://tower.jp/item/5619027/Night-Ryder

Midnight 90’s
3rd EP 『afternoon』
配信リンク https://linkcloud.mu/0b38f376 

https://twitter.com/midnight__90s


Rolling Stone Japan 編集部

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