20歳のSSW・伊津創汰が語る、夢を持つ人へ送る歌

ー当時はカバー曲が多かったようですが、オリジナル曲を作ろうと思ったきっかけはありますか?

高校二年生の冬頃に、お世話になっていたライブハウスの店長さんに勧められたことがきっかけです。周りの高校生でオリジナル曲を作っている人がいなかったので、曲を作ってライブハウスでレコーディングして、デモCDを作ったら? と提案されて、面白そうだなと思いました。その頃は秦基博さんをはじめ、星野源さんとか高橋優さんなど色々なソロシンガー・ソングライターを聴き始めていたのもあって、自分のオリジナル曲を形にしたいと思って始めました。

ーいきなり曲を作って歌詞も書いて、レコーディングをしてデモ音源を作るってなかなか難しいと思うんです。その苦労はなかったですか?

レコーディングはさすがに手伝ってもらったんですけど、弾き語りの音源なので、作曲は全部自分で最初からでしたね。お世話になっていた方からも、あまり作曲について言われることもなかったんです。コード進行だけ知っていても、歌詞やメロディの付け方は全然上手くいかなくて最初はとても苦戦しました。

ー実際、普段はどうやって曲を作られるんですか?

メロディは、思いついたらすぐに録音するようにしています。お風呂でメロディが浮かんできたら、お風呂を上がって録ったり、街を歩いているときに浮かんだら、ちょっと角に入って録ったりしてます。そうやって溜めたものを、家でギターで合わせてみたりして。それで形になったら、書き溜めていたメモの中から歌に合う物語的な自分の感情を引っ張り出して繋げていって、1つの形にすることが多いですね。物語そのものはあまり書き溜めていなくて、人から聞いた話とか、街を歩いていて見えたもの、それに対する自分の気持ちや感情を書き溜めておくんです。それを改めてストーリーにすることが多いですね。

Rolling Stone Japan 編集部

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE