くりぃむしちゅー有田哲平はプロレスから何を学んだのか?

『有田と週刊プロレスと』(©flag Co.,Ltd.)



番組で使う封筒の話

―あえてプロレス的な表現で質問するんですけど、番組では封筒に入っている週刊プロレスを出して、本当に初見でいきなり有田さんが話し始めていますよね。あれもしかして段取りがあるんじゃないの?みたいな話を周りのプロレス好きとしたことがあって、

なるほど。

―実際のところはどっちなんでしょうか?

これがね~、よくぞ聞いていただけましたね! 結論としては、封筒を事前に「今日はどの号が入ってる?」って見ることはないです、一回も。だけど、それがプロレスの真髄のような気がするんですけど、封筒に入っている週刊プロレスは、プロレスファンのスタッフが選んでいるんですよ。なので、この週刊プロレスを渡せば絶対にアイツ(有田)は食いついてくるはずだっていうのは、ある程度わかって選んでいると思うんです。


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―そうなんですね!

だけど、僕はどの週刊プロレスが出てくるか知らないのでガチなんですよ。だからそれがプロレスのような気がしてならないんです。僕、毎月フリートークライブをやらせていただいてるんですけど、実は同じようなスタイルでやってるんです。うちの相方 (上田晋也)と二人で何も打ち合わせをせずに約2時間ちょっとしゃべるんですけど、「打ち合わせしてるんですか」ってよく言われるんです。でも全くしてない。お互いにこんな話しようやとか、最後これで終わろうかって話は一切してないんですよ。だからガチです。だけど、完全にガチンコと言えるかっていうとわからないです。なぜなら、この話は上田が絶対持ってるもんなとか、ある程度わかってしゃべっているので。

―なるほど。

こういう攻め方すれば、上田はこうやってツッコんでくるなとか。向こうも俺にこのパスを渡せばこいつ弾けるもんなって、わかりつつやってるわけですよ。かと言って、パスの投げ合いかって言ったら、そうじゃないんです。ちょっとこいつ困らせてやろうかとかもあるんですね。で、何となく探りながら、もうそろそろ時間か。よし、じゃあ最後は一番盛り上がる形で終わりたいなって、鉄板のトークかなんかも入れながら、よし!盛り上がった!以上です!って感じ。これが僕にとって正しいプロレス。まあ、正しいも正しくないもないですけど……。

―伝わってます(笑)。

よく言う「プロレス」っていうのは、台本通りとかお約束っていうふうになってますよね。そういう意味でいうと番組の封筒は、ガチです。だけど、スタッフはある程度わかってて僕にパスを渡してますよね。正直失敗したこともあります。

―だからこそガチってことですよね。

パンチがいきなり入っちゃったみたいな。軽い気持ちでいったらパンチ入っちゃって1分で終わっちゃったみたいなね(笑)。

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