ボウイのベーシストが語る20年:「彼が私の人生を変えた」

2012年9月18日ドロシーとデヴィッド・ボウイ 『私がずっと思っているのは、彼の歌声が男性ロックスターの中で一番だってこと』 (Photo: by Brian Rasic/Getty)

ー最初に参加したツアーはナイン・インチ・ネイルズのダブル・ビルツアーですよね。コンサートに駆け付けていたファンが彼のジャンルを分かっていない若い子たちだったから、大変だったのではないですか?

当時私が気付いたのは、オーディエンスの多くが彼のことを知っていたこと。みんな『世界を売った男』のニルヴァーナのカバー・バージョンを知ってたからね。面白いと思ったわ。私たちはアルバム『アウトサイド』のほとんどの曲を披露したけど、その時にはかなり時代遅れな感じだったの。私も最初は好きかどうか分からなかったの。でも長年弾き続けるうちに、本当に大好きになったわ。彼には神様から与えられた音楽の才能があったの。他の人が見たり聞いたりしないような決断をするんだから。

ーそんな観客を相手にプレイするのはストレスでしたか?

いいえ、とってもクールだったわよ。それに私たちはいつも観客を魅了してたはず。当時、私ってナイン・インチ・ネイルズのことを知らなくて。名前は聞いたことあったけど、彼らがどれだけ大物バンドであるか、ツアーが始まるまで知らなかったの。ライヴではモーフィングみたいなことをして、コンサートが途中で途切れることなんてなかったのよ。ナイン・インチ・ネイルズが先にプレイして、その後に私たちだったんだけど、彼らがステージを後にして私たちが始める間の合間はなし。デヴィッドがステージに登場してトレント(レズナー)と一緒に何かするの。次に私たちのバンドメンバーが一人出て行って、次の曲をプレイして、彼らのメンバー2人がその次の曲の時にひっこんで。そしてゆっくりと、私たちがステージに登場して。とってもとってもクールだったわ。


Translation by Miori Aien

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