20歳のSSW・スズキケントが語る、コロナ禍でも揺るがない「変わらない日常」の歌

―2月8日にリリースされた1st Digital EP『もしも星が降るのなら』は、スズキさんの純粋でまっすぐな歌声と、琴線に触れる切ないメロディーが溢れる魅力的な作品だと感じました。歌詞に関しても自然と情景が浮かんでくるような印象を受けました。1曲目の「もしも星が降るのなら」は、どのようなメッセージが込められた楽曲になっているんですか?

スズキ:今回の3曲では一貫して、変わらない日常を表現しています。1曲目の「もしも星が降るのなら」は、自分の中でメモしていた「もしも星が降るのなら」っていうフレーズが最初に出てきました。どんなことがあっても、変わらない日常は続いていくんだってことを歌いたくて。

―日常感ある歌詞を書く上で、スズキさんが日々の生活の中で着目したものを歌詞にするんですか?

スズキ:みんなにも分かることをなるべく上げつつ、自分の生活の中で見つけた些細なものをピックアップして詞を書いていますね。今回だとココアとか、自転車みたいな分かりやすい言葉を選びました。

―ココアみたいな可愛らしい響きの言葉は好きですか?

スズキ:好きかもしれないですね。特にココアはすごく好きで、どこかに入れたいなって思っていました。ココアってキャッチーでポップな言葉じゃないですか。そういうのが結構好きで、使っているかもしれないです。

―この3曲に関しては、EPを今回制作することが決まったタイミングで作られた曲なんですか?

スズキ:全然そんなことなくて、実は最後の曲「いつものように」は、初めてちゃんと自分で作って完成させた曲です。あと2曲目の「朝焼けが綺麗な街へ行こう」も作った時期は1年前とかです。今回初めて出すEPなので、今までの自分の中のベスト盤みたいな感じで、お気に入りの曲を出してみようと思いました。だから作ったタイミング的にはバラバラになっていますね。

Rolling Stone Japan 編集部

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