20歳のSSW・スズキケントが語る、コロナ禍でも揺るがない「変わらない日常」の歌

―作曲はいつから行っているんですか?

スズキ:今大学2年生なんですけど、 高校3年生の17、8歳辺りから始めて、自分のオリジナルをあげるようになったのがちょうど大学生になる辺りですね。

―曲を作ろうと思ったきっかけは何かあったんですか?

スズキ:高校時代軽音部に所属していて、自分の高校は軽音があまり盛んじゃない方で、カバーばかりをやる学校だったんですよ。でもその中でやる気がある人たちがバンドに集まったので、1曲ちょっとオリジナルをやってみようっていうことで、作り始めたのが最初だと思います。

―そこから、バンドではなく今のシンガーソングライターっていう形になっていく経緯を教えていただけますか。

スズキ:最初バンドをやっていく中で、自分で作っていった方が、よりその作品に入り込めるというか。意図をどんどん落とし込めるなと思ってきて、そこからバンドより自分で曲を最後までやってみようっていうのがスタートです。

―アレンジに関してもご自身でやられているんですか?

スズキ:今回のリリースに関しては3曲のうち2曲はアレンジャーさんに入ってもらったのですが、初めての試みでした。曲の描きたい雰囲気を伝えながら、サウンド面は自分のやりたい音を相談して作っていきました。

―制作は、アコギ弾き語りの他にパソコンを使った宅録みたいなこともされるんですか?

スズキ:打ち込みで簡単なデモを作って、そこからアレンジを細かくやることもあります。

―そういった意味でも、新世代の感覚を持った自己プロデュースで作品を構築していきたいタイプなのかなと思いました。

スズキ:そうですね。そういう風に自分の中で完結してやっていくのが、1つの目標ではありますね。

―シンガーソングライターとして本格的に活動していく決意をしたタイミングはいつでしたか?

スズキ:大学生になる前に初めて弾き語りのライブをしたんですけど、その時がシンガーソングライターとしてやろうと思ったタイミングでしたね。

―そのライブで何か手応えを感じたんですか?

スズキ:初めてのライブだったのでめちゃくちゃ練習して臨んだんですけど、実際ライブは、初めてなこともあってあまり手応えはなかったんですよ。でも後からそのライブ動画を見てくださった方から感想をいただいて、「もうちょっとできるかもしれない」っていう手応えのようなものを感じました。

Rolling Stone Japan 編集部

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