ベルウッド・レコード50周年総括、三浦光紀が築いた才能溢れるニューミュージックの土台



田家:ベルウッド・レコードの曲、アルバムがサブスクで解禁になって、サブスクで聴かれる方もたくさんいらっしゃると思うのですが、あえて今月はこれがいつの発売だったのかということを申し上げております。51年前です。

三浦:この曲、最近でもよくいろいろなところで聴くもん。すごいんだなと思って。特にソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』かな。あの映画で使われたので、この曲が世界に出ていった。細野さんがニューヨークでコンサートをやる時、向こうの若い子たちが日本語で僕の前で歌ったって教えてくれました。YouTubeなんかを観ると、アメリカの若い人たちが日本語ですごく上手に歌っていますよね。びっくりした。

田家:なんなんでしょうね。

三浦:僕も分からないんですよね。でも、やっぱり曲の力なんでしょうね。

田家:ということですね。51年前の曲ですが、50年経って今はアナログ盤をもう1回世界に日本のアナログ盤を広げようとしてらっしゃる。

三浦:ディスクユニオンの金野さんという方に会ったんだけど、2~3年前から日本のアナログが海外でも売れるようになっていて、評判がいいみたいなんですよね。質がいいってことで。だから、これからNFTを使っていけば、今度は海外に売れる販売会社というか、プラットフォームが作れるわけですから。それに乗せて日本の名盤を世界にというふうに思っているんですけどね、どうなるか分からないけども。

田家:そういう会社を今、お作りになろうとしていると。

三浦:まだ分からないです。

田家:まだやることたくさんありますもんね。ライブを楽しみにしながら、今月は終わりたいと思います。ありがとうございました!

三浦:ありがとうございました!

Rolling Stone Japan 編集部

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