コード・オレンジが語る、2018年の秘蔵インタビュー「ポジティブな感情を歌にすることで、ヘヴィさが増した」

「馬鹿なことをして、自分自身や自分の生活を制御できなくなるのが怖い」

「私たちのことが好きな人たちも、私たちのことを知っている人たちも、ロードランナーとの契約は好ましい前進だと思っているよ。このレーベルのサポート態勢はすごいけど、私たちは自分たちのやり方でやらなきゃダメだってことも理解してくれている。だって、10年間、自分たちで音楽を作り、アートワークやグッズのデザインをし、プロモーションもやってきた。だから、これを会社の事務所でやるつもりはない。だってツアー中にこのバンドに夢中なファンをリアルタイムで見られるんだから。この仕事って本当にいろんな仕事がたくさん組み合わさってできているんだよ」と、メイヤーズが説明を加える。

モーガンはコミットメントと繰り返しを好むが、一番好きなのがコントロールだ。彼とゴールドマンが3年前に柔術を習い始めた理由もこれだ(バルデローズも習っていたが、始めて2〜3カ月で片腕が関節から外れてしまった)。ツアーに出ていないと、彼らは町の反対側にある小さなジムに週6日通う。「正直な話、俺はそういう枠組みがないとダメになっちまう」とモーガン。ほぼ毎日のジム通いに加えて、彼とゴールドマンは(そしてメイヤーズも)薬物のないライフスタイルを選んでいる。このおかげで何カ月間も続くツアーに耐えられるスタミナがつくと彼らは言うのだ。

ドラッグとアルコールをやらないとはいえ、彼らにも彼らなりに嗜好する悪癖がある。モーガンはカフェに寄って内なるコーヒースノッブを満たし、ゴールドマンと私は向かいのスーパーでお菓子の詰め合わせを物色している。帰宅途中の車でモーガンが「俺は生まれてからこの方、ずっとストレートエッジだ。危ないものに手を出したことが一度もない。でも、自分は中毒気質だってことに気づいている。とにかく、馬鹿なことをして、自分自身や自分の生活を制御できなくなるのが怖いんだ」と言う。

ここでゴールドマンが「悪いんだけどさ、お前らのどちらかが今すぐこのクッキー袋を開けなきゃ、俺、まじでキレちゃうぞ」と割り込む。

Translated by Miki Nakayama

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