ヤングスキニーが語る、“嘘だらけで、矛盾だらけな日常を歌う”理由

―7月23日に渋谷WWW Xで開催した「”老いてもヤングスキニーツアーvol.1”ここからはじまる編」でこの曲の前に、「ヒモと愛」という新曲をやっていますが、連作なんですか?

かやゆー。:いや、そういうわけではないです。「コインランドリー」はちょっとヒモっぽいなという曲なんですけど、「ヒモと愛」は元カノのヒモになっていた自分がいて。今まで「東京」とか「憂鬱とバイト」みたいな曲は自分の体験を元に書いていたんですけど、恋愛ソングは想像だったりドラマを見たり本を読んだりして書いていた部分があるんです。「ヒモと愛」は、自分のことを曲にしたいなと思って書いた新曲です。いつかリリースしてみんなに届けられたらと思います。

―「憂鬱とバイト」で〈この世の中は 生きづらいな生きづらいな〉とわりと軽快な感じで歌っていますよね。正直、20歳の人が「生きづらい」って歌ってるのが結構ショックだったんですけど、それは本音なんでしょうか?

かやゆー。:曲にもある通り、学校も辞めちゃって、もちろん親からの仕送りもなくなって。それで自分で稼いで生活しなくちゃならなくて。「生きるって大変だな」という意味の「生きづらい」という感じですね。



―ゴンザレスさんはこういう個人的な内省的な感情を歌った曲についてはどう感じていますか。

ゴンザレス:「憂鬱とバイト」に関しては、ヤングスキニーの曲の中でも共感できる曲です。僕も、「生きるのは大変だな」っていうことは感じるので。この曲は初めて聴いたときから自分の中に刺さったというか、今もなおライブで演奏しながらも、歌詞を聴きながら深入りしてしまって、自分で聴き入ってしまいますね。

Rolling Stone Japan 編集部

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