ABBA復活記念、究極の名曲トップ25

ABBA(Photo by RB/Redferns/Getty)


10位 「Waterloo」(邦題:恋のウォータールー、1974年)

結成当初のABBAは、他のスウェーデンのグループと同様に将来が期待されていた。つまり、鳴かず飛ばずの4人組フォークグループだったのだ。しかし、あからさまなデヴィッド・ボウイへのトリビュートとも言える本作が、1974年にユーロビジョン・ソング・コンテストのスウェーデン代表になってからは、状況が一変する。本作で大会に優勝したABBAは同時に世界的な名声も得て、米国では初めてトップ10入りも果たした。当時はまだ英語で歌うことに慣れていなかった彼らだが、それがかえって魅力だった。米テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演した彼らは、口パクだったもののタイタニックのセットで本曲を披露した。



9位 「Take A Chance On Me」(1977年)

男女の声が複雑に絡み合う冒頭20秒間の絶妙なアカペラをよく聴こうとボリュームを上げすぎて、ステレオヘッドフォンを壊してしまった少年少女も多かっただろう。アグネタが“ねえ、もう許してくれる?”と囁きながら、セクシーに誘いをかける。本作には、細部に至るまで正確なABBAのテクニックが凝縮されている。1992年にはイレイジャーがアルバム『ABBA-esque』で、本作のブリリアントなバージョンを聴かせている。90年代におけるABBA最大のライバルの出現だった。



8位 「The Winner Takes It All」(邦題:ザ・ウィナー、1980年)

感動的なピアノに乗せてアグネタがソロで歌う、別れのバラード曲の傑作。映画『マンマ・ミーア!』の拍手喝采のシーンで流れる本曲は、映画『スティーヴとロブのグルメトリップ』の心を打つシーンにも登場する。2人の中年男が高速道路を走行中に、「The Winner〜」を順番に歌いながら、叶わなかった少年時代の夢を思い返す。感動的なシーンにはABBAの曲が合う、ということだ。



7位 「The Visitors」(1981年)

ABBAは作品をリリースするごとに、より奇妙で、より不気味にニヒルさを増して行く。そして80年代に入ってついに、「ザ・ヴィジターズ」というシンセポップの隠れた名曲へと行き着いた。本作は冷たいピンク色をした6分間のエレクトロ曲。幽霊屋敷に閉じ込められた状況で(“この壁は、あらゆる屈辱の苦悶を目撃してきた”)、ロボットビートに乗せて“もうメチャメチャになりそう!”と繰り返す。大ヒットとはならず、映画のサウンドトラックに採用されることもなかったが、この曲はABBAが最後まで実験を続けていたことの証だと言える。


Translated by Smokva Tokyo

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