マハラージャンが語る、脱サラして向き合った社会へ示すオリジナリティ

マハラージャン


ーでは、作曲はいつぐらいから始められたんでしょう?

大学在籍中から作曲はしていたんですけど、曲が全然出来なくて。元々ギターは弾けたんですけど、パソコンで打ち込みや録音をする中で、ギターだけじゃなくベースも弾けるようになっていきました。大学の軽音部でオリジナル曲を何曲かバンドでやったんですけど、しっくりこなくて。社会人になってからもバンドを組んだんですけど、それもあまりしっくりこなかった。結局、自分の好きな音楽を1人で追求しながら作り続けて、今の形になりました。

ーマハラージャンさんの耳に残る印象的な歌詞のフレーズは、頭の中にいつもあるものなんですか?

僕は他の人が歌っているような歌詞を使いたくないんです。聴いたことがあるような歌詞を発してしまうと、真似をしている気がしちゃって。誰も言っていなさそうなオリジナルな言葉で格好よく魅力的にしたい。社会人生活にまつわる曲や、なるべく自分しか言わない言葉に落とし込みたいと最近は思っています。

ーマハラージャンさんは、社会人生活を経て音楽活動を本格化させるに至ったわけじゃないですか。サラリーマン時代に感じたおかしなことや不条理だなと思うことが歌詞になっているんでしょうか?

「いいことがしたい」という曲ができてから、堰を切ったようにいろいろと生まれ始めるようになったんです。それまで自分は社会人に向いてない違和感があって。向いてないなと思う人は沢山いると思うんですけど、自分はそれを強めに感じていた。音楽をやりたいのに社会人をしている、こんなはずではなかったという気持ちが歌詞になっているのかなと思います。

ーちなみに、どういったところが社会人に向いてないと思われたんですか?

当時、CM制作の仕事をしていたんですけど、早朝3時から撮影の準備が始まって、帰ってくるのも遅い。毎日そんな感じで。もっと自分ができることがたくさんあると思っていたのに全然できていない、そういうつらさがあって。自分には向いていないんじゃないかと思っていたんです。

ー僕は今社会人3年目なんですけど、自分は何かできたかもしれないとたまに思うところがあって。今すごく共感しました。バンドをやったりDTMをやっていた時期もあるのですが、僕でも音楽作れますか?(笑)

僕の場合、執念もあるというか、ほぼ怨念だと思っているんです(笑)。人によるとは思うんですけど、自分の場合はこれまで聴いてきた音楽だったり、抱え込んできたものが上手くまとまったと思います。自分がやりたいことを完全に表現できていたら、それは表現者じゃないかなと思うんです。そこは自分次第だと思います。

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