石崎ひゅーい、新曲で歌うのは"次に進むためのバッドエンド"

ー前作の『パレード』とはまったく音の印象が違います。テーマによって全然違うものですね。

石崎:そうですよね。タイアップをやらせてもらうときは、とにかく自分の使える引き出しを全部開けて、「絶対これが一番似合う」というものを出せるところまで堀り下げるので。そこは自分本位では作らないというか、やっぱりその作品に寄り添うように作ることが大事だと思うので。

ー作品に対してはかなり感情移入して作るんですか?

石崎:そこを良いバランスで曲ができると良いのかなって。完全に寄ってしまうとそれはまた良くなくて。自分の核みたいなもの、今回だったらコンクリートから生えている花みたいなモチーフを見つける作業が必要ですね。

ーこれからの活動に向けて、今はどんなモードなんでしょうか。

石崎:まずは、見つけることから始めようと思ってます。すぐに曲を作るモードでもなくて。だから、こういうコロナの状況ですけど、やれる範囲とか行けるところを見つけて、自分の心を刺激するもの、それが場所なのか人なのかわからないですけど、冒険するというか。まずはそこから初めようという段階です。

ー12月25日(金)東京・渋谷WWWにて単独弾き語りLIVE 石崎ひゅーい「世界中が敵だらけの今夜に」が開催されますね。「Flowers」の歌詞がタイトルになってますが、どんなライブにしたいですか。

石崎:有観客でのワンマンライブが、ちょうど1年ぶりなんです。だからファンのみんなをすごく待たせている状態になってますし、その反面まだ少しライブを観に行くのは怖いという人ももちろんいると思うんです。そんな状況だけど、歌には他の何でも生み出せない、歌でしか生み出せない人の活力になるようなパワーがあると思うので、少しでもみんなの活力になれたら良いなと思っています。



<リリース情報>



石崎ひゅーい
シングル『Flowers』

配信日:2020年11月24日(火)

Rolling Stone Japan 編集部

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