TEAM SHACHIが語る、コロナ禍と配信ライブ経て手に入れた「自信」と「希望」

TEAM SHACHIにとって「未知」のライブ

―ところで、今回のライブっていつから準備してたものなんですか。

大黒:渋谷公会堂をターニングポイントにしようっていう話はツアーが始まる前からしていたので去年からですね。

―無観客という未知のライブをどう捉えていましたか。

坂本:言ってしまえば、ゲネプロと同じような感覚じゃないですか。目の前にお客さんがいなくて、スタッフさんだけがいるっていう。でも、演出家さんとかダンスの先生としゃべってるときに、配信ならではのこと……会場を全部使ったり、映像でしかライブが見られない状況を上手く使ってやれることをやろうっていう考え方に統一して進めていました。

大黒:表情もアップが多いので、普段なら推しの人を見がちだけど、今回はほかのメンバーのことも見られるいい機会なので、「みんなで頑張ろう!」って感じでした。不安要素はあまりなかったです。

―強いですね!

大黒:はい、シャチ(TEAM SHACHI)なんで(笑)。

―あはは!(笑)。でも、たしかにやりづらそうな感じはしなかったし、しっかりこちらにも「届いた」んですよね。今の話を聞いてその理由がわかった気がします。それにしても、オープニングから11曲連続とかやってませんでしたか?

秋本:あ、そっか、最初は11曲連続だったのか。全然MCがなかったもんね。

咲良:改名してからは特にそうで、今までは「私たち、10曲も連続でやってる! すごいじゃーん!」って言ってたんですけど、今は演出とか曲のつなぎとか、今回は生バンドだったからっていうのもあって、もはやそういう感覚もなくなっちゃって、曲がつながってることが当たり前になってるから、11曲連続っていうのも今初めて認識しました(笑)。

―そうなんだ!

咲良:今までのライブは熱量だったりパワーをぶつけるっていうやり方だったから、途中で水飲まないと続けられなかったけど、今はいい意味でぶつけるだけじゃない表現を取り入れることを意識するようになったんですよ。もともとはちゃんと水を飲むタイミングも意識してて。「(セットリストの)こことここは絶対に水飲みたいからつなげないで!」みたいに。

大黒:言ってた!

秋本:セトリに「水」って書いてたもんね。

咲良:でも、今回はそれが一回もなくて、どこで水飲んだのかも覚えてない(笑)。

大黒:飲んだっけ?(笑)

坂本:柚姫がピアノを弾いたときも、私たちはいったん袖にはけて、階段の上から出てくるっていう流れだったんですけど、裏でもずっと歩いてたから気づいたらもう階段を登ってたんですよ。

―え、じゃあ、あそこでも水は飲んでなかったんですか。

坂本:ちょっとは飲んでるんですけど、止まってなかったです。

咲良:マラソンの給水みたいな感じ!

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