TEAM SHACHIが語る、コロナ禍と配信ライブ経て手に入れた「自信」と「希望」

「中止・延期のお知らせ以外にも何か伝えないと」

―ハルさんは?

坂本:私は……踊ってました。

大黒:楽しそう!(笑)

坂本:私はTEAM SHACHIをやる前からダンスを習っていて、時間が空くと自然と全身鏡の前に立って踊ってて。でも、1人だと全然楽しくないんですよ。ダンススクールだといろんな子とお互い高め合って踊るのが楽しいし、TEAM SHACHIでもこの4人とブラス民と一緒に踊ることが楽しいんです。そのことに気がついたので、お母さんにフリを教えてました。

全員:あはははは!



秋本:い~ね~!

大黒:めっちゃおもろい!

坂本:新曲は自粛期間が始まる前に振り落としをしてたんですけど、いつもとは違って大人っぽいフリで、サビもセクシーな感じなのでそういうのを研究しつつ、ママに「MAMA」のフリを教えてました(笑)。それぐらい踊りたいっていう欲がありましたね。

咲良:ヤバいね! 親っていうこと隠してSNSで配信してほしい(笑)。

―ママが「MAMA」を踊るって最高じゃないですか。

坂本:あと、チームとしては「おうち時間LIVE」をYouTubeで配信してました。ライブは実際にできないけど、映像を通じてライブを届けるっていう。最初は本当に未知の世界だったんですけど、それぞれがカメラとライトを使って試行錯誤しながら撮影して、「MVみたいなクオリティだね」って言ってくださるファンの方もいたので、そういうものも形に残せたことはよかったと思います。

―そういった様々な努力をしつつ、思い悩んだこともあったと思うんですが、どうでしたか。

大黒:ポジティブなほうに考えてました。「おうち時間LIVE」もそうだけど、普段ならなかなかやらないことだし、ほかにも自粛期間だからこそできたコンテンツがいっぱいあるんですよ。なので、マイナスばかりではないなと思いました。



―ポジティブですね。

咲良:最初はタフ民(TEAM SHACHIファンの総称)をすごく落ちこませてしまったなって思ってた。自分たちも「これから何をやろう……」って不安に思ったけどそれはタフ民も同じで、ブログにも「会えなくなっちゃった」とか「このために頑張ってたのに」っていうコメントがたくさんあったから、「とりあえず、タフ民の気持ちのケアしなきゃ!」ってことで最初はそれに必死だった! ブログをやってるとコメントの雰囲気でみんなの気持ちの変化がよくわかるんですよ。

大黒:わかりやすかったよね。

咲良:そうやって自分のブログを通してタフ民の気持ちが知れたり、思いをコメントに書き込んでくれてコミュニケーションが取れたのはよかったと思う。今はだいぶこの状況に慣れてきたとは思うけど、当初はみんなの不安な気持ちがすごかったから、できるだけフォローしたい!と思ってた気がする。

―それをできる強さが菜緒さんにあったということですよね。

咲良:だって、タフ民がいなくなったら私たちが悲しい思いをするから。中止とか延期とかのお知らせ以外にも何か伝えないと、いくら好きだとしてもその気持ちを継続できないんじゃないかと思って……、タフ民がいなくなったら私たちもいなくなっちゃうから「一緒にがんばろうよ!」っていう気持ちだったし、カウンセリングみたいな感じでした(笑)。タフ民も最初は「こんなに大変ななか、ブログ更新してくれて……これが生きがいだわ!」って書いてくれてたんだけど、だんだんコメントが明るくなってきたから、「あ、もう元気なんだね!」って思った。

大黒:よかった(笑)。

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