TEAM SHACHIが語る、コロナ禍と配信ライブ経て手に入れた「自信」と「希望」

ライブに至るまでの自粛期間、4人は何をしていたのか?

―帆華さんはどうですか。

秋本帆華:終わっちゃったのがもったいないって思えるライブができたと思います。3月からライブをやってなかったので、すべてをこの日に集中して、力や想いを注ぎ込むことができたから自分たちもすごく納得のいくライブができたし、スタッフさんたちも一緒に喜んでくれてたり、達成感を味わってくれたのがすごくうれしかったです。そういう感覚も久しぶりだったし、やっぱりライブが好きなんだなって思いましたね。ライブの内容に関しても、MCUさん、ヒダカトオルさんといったこれまでお世話になってきた方々と一緒に作り上げることができて、そういうところでもTEAM SHACHIの輪を感じられるライブができたと思います。

―不測の事態だったとはいえ、最初から完成形を思い描けていたというは大きいですね。ツアーがすべて終わったあとに無観客ライブをやろうという流れになっていたとしたらああはなってなかったかもしれない。ここで集大成的なライブを配信で多くの人に見せられたというのは、今、TEAM SHACHIというグループを知ってもらうという点でもすごく意味があったと思います。このライブに至るまで、自粛期間はどんなことをしていたんですか。

秋本:私は「体力を落とさないぞ!」って思ってました。こんなにライブをしない期間は9年間一度もなかったので、体力を落とさないためにランニングをしてました。

咲良:しかも、ちゃんと“ランニングの距離”なんですよ。

秋本:そう、「10キロ走るまで帰らない」っていうのをやってたんですけど、2回ぐらい「距離を見ないで走ってみて疲れたら止める」っていうのをやってみたら21キロ以上も走ってて。

坂本:こわいよ!

―軽くハーフマラソンじゃないですか!

秋本:これまでで今が一番体力ついてるかもしれない。

咲良:本当にすごいわ。私がやったら500メートルぐらいだと思う。

秋本:止めるの早い!(笑)

―ほかの3人はどうですか。

大黒:私は、今回の新曲(8月29日に配信リリースされた「SURVIVOR SURVIVOR / MAMA」)がメンバーそれぞれの個性に合わせたパート割になってて、衣装的にも頑張らないと追いつけないぐらい大人な感じだったので、毎日3時間は全身鏡と向き合ってました。

秋本:ええ~!?

咲良:すごい!

大黒:自分のパートをどう見せるかを意識して、お風呂入る前に1時間半、お風呂入った後に1時間半って感じでやってました。

―毎日ってどれぐらいの期間ですか。

大黒:2カ月ぐらい。

―じゃあ、180時間? 

咲良:180時間も鏡の前に立ってたってすごくない!?

大黒:うちに全身鏡がたくさんあって、最初は家族に心配されましたけど(笑)、そのうち放っとかれました。

―具体的には何をやるんですか。

大黒:自分のいい角度を探るんです。それをやりすぎて病みそうでした……。

咲良:鏡見すぎて?(笑)。やってるうちに「お前、誰やねん!」ってなってくるよね(笑)。

大黒:何が正解かわからなくて……。

秋本:でも、配信の映像見たらめっちゃキレイだったし、見せ方がすごくステキだった。

咲良:その努力があったからだよ。

大黒:よかった~。うれしい。

咲良:私はそういうストイックなこと何もしてなかったかもしれない(笑)。何やってたんだろう? 最初の2週間ぐらいは昼夜逆転して、1日1食になってしまったから痩せてしまって、「あ、これはダメだ!」と思ってそれを正して……なんか、話すのが恥ずかしいぐらいなんもやってない!(笑)

大黒:ブログの更新毎日してたじゃん。

咲良:あ、やってたわ!

大黒:ブログを更新する立場からするとめちゃすごいこと。あれは本当にできない!

咲良:そうだ、2カ月毎日更新してた! 忘れてた! 発表することがライブの中止とか延期しかなくて、タフ民(TEAM SHACHIファンの総称)や、待っててくれているみんなのモチベーションが下がってしまうんじゃないかって心配で……、だからといって他のSNSを毎日更新しても載せられる内容や情報が省略されてしまう気がして、見てる方達にちゃんと私自身や私の言葉を届けたいなって。ブログなら言い回しがダラダラしてたとしてもそれがブログの醍醐味だし、ありのままを届けられるからいいかなと思って書いてました。でも実際毎日更新って外にも出れなかったから書くことがなくて(笑)、今日は何を書こうってめっちゃ考えてたかも。だからあれは本当に私の日記!

大黒:読めば菜緒の一日がわかる(笑)。

咲良:そう、「こいつ、なんもやってないな」って思われちゃうかも(笑)。

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