PassCode高嶋楓が語る、グループの安定感担うひたむきさ

「自分には何もない」の強み

―そのほか、自分に対して褒めてあげられる部分は?

メンバーのなかで一番体力がある気がします。ライブの終盤になるとみんなしんどそうなんですけど、自分は意外と余裕だったりして。(大上)陽奈子からも「後半のしんどいときにかえちゃん見ると元気そうやから自分も頑張ろうって思えた」とか言ってもらえるので、体力はあるほうなんだと思います。

―体力づくりはやってるんですか。

最近はできてないですけど、ランニングをしたり、体幹トレーニングもしてます。その成果が出てるならうれしいです。でも、歌声にまだ全然表現力がつかなくて。

―それは何年もいい続けてますよね。まだ光は見えないですか。

でも、平地さんからは「オートチューン映えする声だから、そういう声があるのはうれしい」って言われるんで、感情のないロボットみたいな声でもいいのかなって最近は思ったりもするんですけど、歌が上手な方を見ると「自分ももっと感情を乗せたいな……」って思います。

―この自粛期間でいろいろなことを考えてると思うんですけど、新たな目標みたいなものは生まれたりしませんか。

うーん、ライブができなくなって感じたのは、メンバー一人ひとりの力を伸ばしていきたいなって。ライブでのパフォーマンス力はもちろん、南だったらラジオのパーソナリティをやってるし、それぞれが得意なことを増やしていけたらPassCodeにとっていいんじゃないかなと思います。

―YouTuberになりたいっていう話をチラッと聞きましたけど。

YouTuberは普通に好きなんですよ(笑)。だから自分もやってみたいっていう気持ちはあるんですけど、そう簡単に始められることではないから難しそうだなと思ってます。

―武器のひとつになりそうな気はしますけどね。

そうですね。今はYouTuberさんが強いから、そういう場所でもPassCodeのことを知ってもらえるようにアプローチしていけたらPassCodeを好きになってくれる人も増えるとは思います。

―編集の技術はないんですか。

パソコンは持ってないんですけど、リハーサル映像を携帯で編集して、文字をつけたりして一人で楽しんだりはしてます。YouTuberごっこというか。でも、あげないです。恥ずかしい。

―出せばいいじゃないですか! 

ええ~、見せたいな~。今後はそういう新しいことにも挑戦していきたいですね。

―自分だけで楽しんでるんじゃなくて、表現できることは外に見せていかないともったいないですよ。

たしかに。

―以前、かっぴさんは「自分には何もない」とか、「全部が平凡」って話してましたけど、そういう気持ちは今もまだありますか。

軸は変わらないんですけど、昔ほどは病んでないし、自分でも役に立つときがあると思って過ごしてます。

―気持ちの持ち方次第ですよね。

そうですね。ポジティブシンキングにしていったら変わっていきました。「自分には何もないからこそ、ライブでは事故を起こさない」とか、いいふうに考えるようにしてます。

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