PassCode高嶋楓が語る、グループの安定感担うひたむきさ

メンバーも認めた成長の証とは?

―去年、『CLARITY』のリリースタイミングでひなさんとちゆなさんに話を聞いたときは、かっぴさんが一番変わったって話してましたよ。

本当ですか? 自分のことが正直、あまりよくわからないんですよ。メンバーの成長はよくわかるんですけど。でも、そう言ってもらえてありがたいです。

―2人はかっぴさんの表情について特に評価してましたね。

うれしい。お客さんの顔をよく見るようになって、自分も笑ったりすることが増えたからかもしれないですね。

―振り付けのKOHMEN先生は、かっぴさん一人でも負けないぐらい大きな振り付けが魅力だっておっしゃってました。

先生の振り付けでメジャーデビューからずっとやらせてもらってるから、体に馴染んできて踊りやすくなってますね。だから、新しい振りが来てもすぐに自分の中で消化できるようになったし余裕が出てきたので、今はすごく楽しいです。

―ダンスを楽しんでる様子は伝わってきます。

今はただ、面白いことを提供したいなって思ってて。だから、今、自分に何ができるやろって考えて、ダンスの映像をあげたりしてSNSを盛り上げようとしています。

―CLARITY Plus Tourで得たものが何だったか言葉にできますか。

答えはわからないけど、忍耐強く頑張る(笑)。

―これまでと同じじゃないですか!(笑)。

いや! 今までは壁があったからそれを乗り越えていくって感じだったんですけど……まあ、一緒ですね(笑)。

―その想いがより一層強くなっているということなのかもしれないですね。では、新曲「STARRY SKY」の解説をお願いします。

えー、そんなん初めてする(笑)。「STARRY SKY」は、えーと、その、TVドラマ『隕石家族』のタイアップとしてつくられた曲で、サビは前作の「ATLAS」とか「Ray」みたいに聴きやすいんですけど、それ以外にも(今田)夢菜のシャウトだったり、PassCodeの特徴でもある転調がたくさん織り交ぜられてて、PassCodeらしい自信作になりました!



―レコーディングが大変だったそうで。

久しぶりにシャウトを録ったんですけど、今田夢菜はすごいなって改めて思いました。私は「Taking you out」でもシャウトをやらせてもらってて、ライブだとアドレナリンが出て勢いでできちゃうところがあるんですけど、レコーディングブースの真剣な空気のなかでするシャウトがすごく難しくて、最初はまったくできなくて苦戦しました。



―シャウトはだんだん板についてきたように見えますよ。

YouTubeで「シャウト 出し方」で検索して勉強してます(笑)。

―かっぴさんはちゃんと練習するんですね。

私は不安なのでけっこう練習しちゃいますね。

―かっぴさん的な理想のシャウトはあるんですか。

夢菜のシャウトが最近高めなので、平地さんからは低めのシャウトをするように求められてて、うまく掛け合いができるように意識してます。

―シャウトと通常の歌を並行してやるのは大変ですね。

特に今回はキーが高いので難しかったです。シャウトは低く、歌は高くっていうのは大変ですね。

―この曲に限らず、平地さんからの要求は高くなってるんですか。

そうですね。昔はあまり言われなかったんですよ。何回か録って終わりっていうことが多くて。でも今回は、「ここは切ない感情で歌ってみて」とか、もっと具体的になると「大きい広場で歌ってる感じで」とか、よくわからないことを言っていただくので頑張って想像しながら歌ってます。

―さきほど、「自分のことはわからない」とおっしゃってましたけど、レコーディングを重ねていく中で自分の成長は感じることはないですか。

ライブで歌っていくうちに喉が鍛えられて、高い声を力強く出せるようになったので、昔よりはマシになったと思います。自分の歌声がずっと好きじゃないので、いつもレコーディングが終わったあとはグズってます(笑)。

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