PassCode高嶋楓が語る、グループの安定感担うひたむきさ

危機感の背景

―かっぴさんのイメージって柔らかくてふわっとした雰囲気ですけど、PassCodeとしての活動が長くなってくるにつれて、内面にも変化が生まれているのかなと思うんですが。

変化、あるんですかね……。

―大人になるにつれて、いろいろと考えることが増えていきませんか。

ああ、そうですね。前まではその日が上手くいけばいいやって感じで過ごすことが多かったんですけど、最近は将来のことをずっと考えてたり。すごく生々しい話になるんですけど、「今年これぐらいまでいけないと来年がヤバくなる」みたいな危機感が芽生えてます。

―「これぐらいまでいけないと」っていうのは?

PassCodeは毎年ツアーをやるんですけど、それを絶対にソールドアウトさせないと、次の年は大きくなっていけない、とか。「日本武道館」という場所を口にしてからは焦りが出てきて、「大丈夫かな?」って考えてます。

―なるほど。

なので、今年はけっこう頑張りどきだと思ってたんですけど、ライブができないじゃないですか。だから、在宅コンテンツでファンの方を飽きさせないようにして、なおかつ新しくPassCodeのことを好きになってくれる方を増やすにはどうしたらいいかなっていうことを考えてます。

―これまでSNSはそんなに積極的に使ってる感じではなかったですもんね。

そうですね。「更新したいときにすればいいや」って感じだったんですけど、今は「更新しよ!」って。

―この自粛期間がきっかけになって、PassCodeというものに対してより自覚的になってきたんですね。

考える時間が増えたからこそ、自分のこととかグループのことをめちゃくちゃ考えるようになったから、こういう期間があってよかったのかなって思います。

―自分についてはどんなことを考えてるんですか。

改めて、ライブがないと何もない人間なんだなって。だから、もっと中身のある人間になっていかないとと思ったり。ベースとかダンスを始めたことでそれが身になればいいなって思ってます。

―PassCodeについてはどう考えてますか。

うーん、どうやろう……? ライブが始まるのがいつになるかわからないじゃないですか。うーん、なんて言ったらいいんやろう……。

―最近はかっぴさんからも意見するようになったという話を聞きましたよ。

あ、たしかに。今までは何か聞かれたとしても、「みんながよければそっちでいいんじゃない?」って感じだったんですけど、だんだん自我が芽生え始めて(笑)。「こっちのほうがPassCodeにとっていい選択や!」とか思うようになって、それが口から出るようになりました。

―それは何かきっかけがあったんですか。

なんですかねえ? 年ですかねえ?(笑)

―あはは! 

でも、PassCodeに加入して7年目ということもあって、PassCodeの将来について……PassCodeを長く続けるためにはどうしたらいいんやろとか、答えは出ないんですけど、そういうことについて考えることが多くなったから、自分の意見もちゃんと口に出して言っていこうと思ってるのかもしれないです。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE