17歳の天才ラッパーLEXが信じる「自分」という存在

―今回のアルバムでは、“差別”や“偏見”なども今回のキーワードになっていると思うのですが、それはどうしてでしょうか?

LEX:曲の歌詞を書いている時に思いついて。それは自分が受けた差別とか、人種によるものだったり。みんながみんな無い物ねだりして、ネガティブな感情って生まれると思っているので、それに関して歌ってみました。

―何か実体験があったのでしょうか?

LEX:横須賀に黒人の人が多くいる地域があって、そこにいるとアジア人が笑われたり。逆に、僕の地元では黒人だとバイトが受からないとかがいまだにあって。そういうのに対して日々思っていることがあったりしたので。

―「GUESS WHAT? Ft. XakiMichele」のMVが公開になっていますが、これもまた差別などのテーマを踏まえた作品になっています。

LEX:堀田監督の台本を読んで、MVに写っていない部分まで色々書かれていて、すごく共感する部分が多かったですね。撮影自体も、僕の中で大きな経験になりました。しかも1日で全部完成させたんですよ。朝から、終電ギリギリまでやって何とか(笑)。



―サウンドの面でも変化や進化をされていると思うのですが、これはやはり意識されての変化なのでしょうか?

LEX:はい。曲ごとに曲調を変えたいなと思っていたので。前作はネオなサウンドで、今回はアルバム全体を通してハードなサウンドで作りました。

―曲作りの段階でアルバムのことを考えながら作っていったと。

LEX:はい。していましたね。アルバムの曲順とどの曲を入れていくかとかも考えながら作りました。

―アルバムの中でのジャンルの幅も広いですよね。

LEX:そうですね、そこも意識しました。昔から自分が聴けるジャンルの幅も広かったので、いろんな入っていると自分も楽しめるかなと。

―LEXさんの中で、歌うこととラップをすることは何か区別はありますか?

LEX:それは特にないですね。歌うこともラップすることも音楽っていう言葉で括るようにしていて。あまりカテゴライズしたくないし、窮屈にはなりたくないので。もっと多様性があった方が面白いと思います。

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