17歳の天才ラッパーLEXが信じる「自分」という存在

―新アルバム『!!!』の話に移っていければと思うのですが、現在はどれくらいのペースで曲を作られているのでしょうか?

LEX:今までは作るスピードを意識していたんですけど、最近は曲の質というか中身を気にするようにしていて。だから、1ヶ月に3、4曲とかです。前は1日1曲とか作っていたので、重みも必要だなっていう感情の変化があったんですよね。

―前回のアルバムは自主制作で出されていましたが、今回は田我流やゆるふわギャングなどが所属するレーベル「Mary Joy Recordings」からのリリースとのことで、どんな変化があったのでしょうか?

LEX:前作の時からアプローチはもらっていたんですけど、色々あって自主で出して。だから今作からはお願いしようかなって思ってそうしました。制作の面では、変化のないように意識したので今までと変わらずです。



―インパクトの強いこのジャケットは、どんなコンセプトが込められているのでしょう?

LEX:僕がこのアルバムを作る時に、“革命”っていう言葉をキーワードにしていたので、それを元に作っていただいて。これ自分の実写じゃなくて、全身を3Dスキャンしてもらったんですよ。もしかしたら、これが動き出すかもしれないですよ(笑)!

―それは楽しみです(笑)。アルバムは、そんな“革命”というコンセプトがまさに詰まった1曲目「STAR」から始まります。

LEX:この曲をレコーディングして通して1人で聴いてみて、この曲を芯にしてアルバムを作っていこうかなと思ったんです。だから、『!!!』のメインソングでもあります。



―LEXさんはどんな人がスターだと思いますか?

LEX:お金持ちになるとか、そういうところとは全然違うと思っていて。全てにおけるバランスが良く取れているというか。感情のコントロールという面で、人々の前に立ってお手本となれるような人がスターだと思います。

―LEXさんが、憧れるアーティストって誰かいますか?

LEX:ちっちゃい頃はジャスティン・ビーバーとマイケル・ジャクソンをタイムリーに聴いていましたね。最近は、ラッパーもヒップホップアーティストもバンドもテクノも聴くので、誰かに絞るのは難しいです。

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