17歳の天才ラッパーLEXが信じる「自分」という存在

―ご自身の世代はどんな世代だと思いますか?

LEX:今のティーンに関してはスマホが普及してきて、僕もそうですけど、本とか読まなくなってきていると思うし、それが理解力の低下とかにも繋がっていると思いますね。

―LEXさんも本はあまり読みませんか? 

LEX:読まないんですよ(笑)。この前も漫画を1冊読もうかなと思ったんですけど、ピリピリって剥がすやつすらまだ開けてないです。ちなみに、『スラムダンク』の1巻です。今度時間があったら読みたいんですけど。

―今の世代は、スマホやSNSが普及した良い影響も受けているんじゃないかとも思います。

LEX:昔を僕は知らないんですけど、人と繋がれるようになっていると思うんです。悪い面で言うと、スマホではネガティブな言葉が増えますね。SNSでは匿名で他人に悪口を言えるし。それは、人生を損しているんじゃないかなって。自分が行動してSNSを使うんじゃなくて、SNSを使うために行動しているというか。それは、携帯に使われてるというか、自分の人生を面白くなくしているような気がしていて。だから最近は頻繁にはSNSも更新しなかったり、そこは意識していますね。

―世代観に関してはかなり意識されているんですね。

LEX:それは昔から考えるようにしていて。考えたことはリリックにも入れるし、自分で物事を決めていきたいと思っていて。人がこう言ったからとか、携帯の画面でこれが流行ってるからとかそういうのじゃなくて。自分の中で流行りを作ってもいいんじゃないかなって。すごく簡単なことなんですけど、簡単なことって大きいところに繋がっていると思うので。



―高校には進まれたんですか?

LEX:高校1年生の時、丁度アルバムを作っているシーズンに中退しました。僕はそのアルバムを出したら何かが変わるって信じていたので、その自分への信仰心から辞めました。絶対に何かを変えるんだって思って、辞めてやりました(笑)。

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