PassCodeの変化を促す「感情」の重み

今のPassCodeにとって必要なものとは?

─そういう時期の今、PassCodeが得たいもの、必要なものはなんですか?

南:技術ですね。今まではグループの熱量やフロアの熱さでカバーしてきたけど、もっと規模の大きい場所を目指すとなると間違いなく技術は必要になってくると思っていて。大きいキャパでやるとなると自分たちが小さく見えるわけで、だとすると歌を届けるための技術が必要になるし、遠くから観たときにも伝わるようなダンスの実力も付けないといけない。あとは、ステージの立ち方についても「どういう雰囲気で見せたいのか」とか「どう見られたいのか」ということも、最近細かく話していて。ひとりになった瞬間にまだ確立しきれていない自分たちの存在感が露呈するし、4人それぞれの見え方をもっと強くしていけたら存在感のあるグループにになれるんじゃないかなと思っています。

大上:私も一緒です。一人ひとりの存在が……っておんなじやな(笑)。

南:(笑)。オーラじゃないですけど、ステージに立っているだけで「この人ってアーティストだな」って思う人っているじゃないですか。私たち4人はまだそこまでにはなれていないと思うので、ステージに立ったときに別に歌ってなくても踊ってなくても「あ、PassCodeだ」と思わせられるような存在感を身に付けたくて。でも、それって単にステージの立ち方だけじゃなくて、自分がどういう意識で立っているか、どういう人間性なのかとか、もっと深いところにあるものだと思うんです。コアな部分をもっと鍛えて、目指しているものを明確にしたいねと、最近はメンバーとも話しています。

大上:バンドだとヴォーカルの人がフロントマンとしてオーラが強いという印象があるんですけど、PassCodeの場合4人全員がそのオーラを持つことができたら最強だなと思うんです。それができるようになったらもっと上に行けるだろうし、ステージもより大きなものになるはずだと最近考えています。

南:そういうところを目指すためにクオリティや技術面を上げつつ、人間としての部分ももっと上げていかないと、そういうふうにはなれないんだろうなと思うので、どんどん経験を積みつついろいろ成長していけたらと思います。

Edited by DA




<INFORMATION>

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