BALLISTIK BOYZが語る6年目への覚悟、新作に込めた「もがいてきた自分たち」

BALLISTIK BOYZ(Photo by Jumpei Yamada)

ボーカリスト&パフォーマーというグループ形態が、EXILE TRIBEのスタンダードだった時代に、メンバー全員が歌もダンスも披露するグループとして走り出したBALLISTIK BOYZ。2019年5月に華々しいデビューを飾ったものの、翌年にはコロナ禍へ突入。なかなか思うように活動ができないなか、腐ることなく愚直に歩みを進めてきた。

そんな彼らが、約2年ぶりとなるアルバム作品『Back & Forth』を2月21日にリリースした。もしかすると、“行ったり来たり”という意味を持つタイトルに、ネガティブな印象を持つ人もいるかもしれない。しかし、そんな心配は無用だと、本稿を一読すればわかってもらえることだろう。

今回の取材では、『Back & Forth』について触れると共に、現在のダンス&ボーカルグループシーンにおける自分たちの立ち位置や胸の奥へ秘めてきた想いなど、赤裸々な胸中を語ってもらった。

【撮り下ろし写真を見る】BALLISTIK BOYZ

―たくさんのグループが活動している、現在のダンス&ボーカルグループシーンのなかで、BALLISTIK BOYZはどのような存在、立ち位置だと思いますか。

松井:自分たちがカッコイイ、イケてると思うものを追求して、唯一無二を磨き続けているグループ。なおかつ、日本のボーイズグループのなかでは、けっこうクリエイティブな集団なのかなって思います。そういえるのは、楽曲やダンスの振り付け、ライブの構成に至るまで全部を自分たちで考えているからです。SNSやファンクラブの内容も、会社の人たちと話し合って自分たちで決めています。先日もシンガポールまで行って、Instagramを運営しているMetaの会社の人たちと戦略を話し合ってきました。

砂田:とはいえ、まだEXILE TRIBEのグループというイメージが世間では強いかなと思っていて。より深く知っていくと、LDHのなかで全員がマイクを持った最初のグループだったり、語学が堪能な人がいたりっていう面もあるんですけど、まだそこを知ってもらえるまでには行ってないと思います。それが現状の立ち位置かなと感じます。


砂田将宏(Photo by Jumpei Yamada)

日髙:海外で活動するときも、EXILEさんって本当に偉大なんです。BALLISTIK BOYZは知られていなくても、EXILEだったら認知されていることもありますし。先輩方が築き上げた道を辿って、活動させてもらっていることばかり。BALLISTIK BOYZとして活動していけばいくほど、その大きさをすごく感じています。でも、自分たちで新しい道を切り開いて、新しいレールを作っていきたい思いもあります。

砂田:何か1個でも、突き抜ける年にするのが今年のテーマですね。僕らのなかでは。

Rolling Stone Japan 編集部

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