BALLISTIK BOYZが語る6年目への覚悟、新作に込めた「もがいてきた自分たち」

―続いて、アルバムについてもお伺いしたいのですが、その前に。みなさんは、2ndアルバム『PASS THE MIC』のリリース時に「第1章が完結した」とお話されていましたよね。今振り返ってみても、あのときに第1章は完結していたと思いますか。

深掘:ももも、もちろんですよ!

全員:(笑)。

日髙:言ってたな。

奥田:たしかに、今になって考えるとどうなんだろうね。

日髙:正直な話、ここまで経験してきたからこそ、全然そんなこともなかったなって思っちゃう自分たちもいるかもしれないですよね。

深掘:いろいろな経験をさせていただきすぎて。

日髙:でも、あのときは本当にそう感じていたんだと思います。気持ち的には、何かが切り替わってたんだと思います。

―では、今のBALLISTIK BOYZは第何章を歩んでいるモードなのでしょうか。

砂田:ターニングポイントみたいなものは、けっこういっぱいあったんですよね。それこそコロナもそうだし、タイに行くときも「新たなスタートだ!」と思っていました。はたまた、次に目指しているステージに辿りついたときが、本当の第2章になるような気もしますし。でも実際は、大きなくくりでいうと、まだ1stステージなのかもしれません。

日髙:大きなくくりでいうとね。

松井:今年を終えて、どう感じるかというか。

深掘:BALLISTIK BOYZは、行ったり来たり。“Back & Forth”でもがいている最中なので。

砂田:とはいえ、『PASS THE MIC』のときよりも、地に足をつけながらもっと先のことを考えられるようになったのは間違いないです。あの頃は、目の前のことに必死で余裕もなかったですし、3年後や5年後を逆算した動きかたはできていなかったように思うので。点と点を繋いで、ひとつのストーリーにしていくってことが、やっとちょっとずつできるようになってきたかなと思います。

深掘:自分たちが掲げている目標は、着実にクリアしていってると思います。常に次を見ているからこそ、目標を達成したときに満足していない部分もあるので。まだまだ先があると思って、諦めずに進めているのは確かですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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