佐橋佳幸と亀田誠治が語る、稀代の編曲家・大村雅朗のアレンジ

悲しみのアクトレス / 下成佐登子

佐橋:おしゃれだね。

亀田:お洒落でしょ。

佐橋:印象的だったのは今回のスーパーバンドね、なんかくだらないバンド名を僕つけちゃいまして。

亀田:BTSについて説明してください。

佐橋:いわゆる大村さんの愛称って、僕らは年下だったんで大村さんって言ってましたけど、それこそ今回山木さんとか今さんは「バク」って言うじゃないすか? バクさんで、トリビュートセッションバンド= B・T・Sだなって、ある日気づいて。

亀田:あははは。

佐橋:でもこの名前で本当に告知しちゃっていいんですか?ってFM COCOLO の方からメールをいただいたんで、せめて中黒だけは入れてくださいって。B・T・Sって。いきなり福岡のコンサートのときに、「B・T・Sってバンド名らしいんですけど踊るんですか?」って八神さんに突っ込まれたので、「踊らない BTSです」としか言いようがなかったですけど。僕らの楽屋も和気あいあいとしてて、みんなで大村さんの話したりしてたんですけど、亀ちゃんの奥様下成佐登子さんも楽屋にいらして、誰かがぽろっと「あれ、佐登子ちゃん歌はないんだっけ?」って(笑)。そういう感じが良かったよね。

亀田:あははは。

佐橋:下成さんとお話したとき「私はもうやめてずいぶんなるんで、今回は大村さんのことを思い出してじっくり見させていただきます」っておっしゃってましたけど、もしそういう気持ちに奥様がなられたら、いつでもお手伝いさせてください。バンドの話とか佐登子ちゃんの話もそうですけど、僕らファミリーは福岡で結束が急速に強固なものとなりまして、なんと2月10日、大村雅朗トリビュートライブの in Osaka が決定しました。2023年2月10日(金)18時半開演でございますけど、ホールの中でも日本一言われてます、大阪の音楽の聖地大阪フェスティバルホールでやることに決定しました。ほぼ同じ出演者、そしてバンドメンバーがスケジュール OK だった。

亀田:大澤誉志幸さん、ばんばひろふみさん、槇原敬之さん、南佳孝さん、八神純子さん、渡辺美里さん。

佐橋:それから DJ・トラックメイカー砂原良徳くん、まりんも引き続き。

亀田:これ僕たち、バンドも、アーティストもみんな温まってますから、1回やって本番。

佐橋:だからぜひ会場にお越しいただければと思います。

亀田:あと約束するのは、大村さんのアレンジに忠実に。J-POP の一番キラキラ輝いてた時代にそのまま大村さんがいざなってくれますからね。

佐橋:先ほどから何度か話題に出てますけど、大村雅朗さんは素晴らしい希代の編曲家でありサウンドメーカーでありましたけれども、作曲家としても素晴らしいメロディーを残されてます。今日この番組最後に、皆さん聞いていただくなら、日本国民なら誰でもご存知の大村雅朗作曲編曲のこの曲ですかね。この曲も誰か歌うよね、2月10日。

亀田:歌ってやってもらわないと。

佐橋:もう脅してでも誰かに歌ってもらわないと(笑)。最後に松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」をお聞きください。本日お送りさせていただきましたのは、ギタリストの佐橋佳幸とベースの亀田誠治でした。2月10日大阪フェスティバルホールで皆さんお待ちしております。



田家:来年2月10日に大阪フェスティバルホールで行われる 「大村雅朗 25th Memorial Super Live 〜 tribute to Masaaki Omura 〜」の音楽監督佐橋佳幸さんと亀田誠治さんに大村雅朗さんについて語っていただきました。


左から、亀田誠治、佐橋佳幸

Rolling Stone Japan 編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE