甲本ヒロトが語る成功の考え方、さかなクンとの交流からアントニオ猪木への想い

―アルバム収録曲から「イノチノマーチ」(NHK E テレ「ギョギョッとサカナ★スター」総合「超ギョギョッとサカナ★スター」主題歌)が先行シングルでリリースされましたが、この曲もテレビの主題歌として書き下ろしたというわけではないのでしょうか。

この曲もそういうわけじゃないんです。僕はさかなクンがもともと大好きで、ずっと前に僕の方から「会わせてください」って言って対談したんです。それで話してみたら思った以上の感動があって、もっと好きになって。そこからときどき連絡を取り合うようになって、「新しい番組をやるんだけど、主題歌を頼めないかな」って、ちゃんとした形で話を振っていただいて。そのときに、「イノチノマーチ」はあらかたあったんです。特に〈水の中 地図の外〉というところはずっと鼻歌で歌っていたりしたので、「あ、この曲はピッタリかもしれない」と思ったから、「やります!」って引き受けて。それをちゃんと仕上げたのがこの曲です。



―アルバムのジャケットは今回も菅谷晋一さんが手掛けていますが、シングルの「イノチノマーチ」は、さかなクン描き下ろしのジャケットイラストですね。

そうなんですよ。クロマニヨンズのジャケットはずっと菅谷君がやってるから、今回のシングルも菅谷君でという話は当然あったんだけど、前に一度だけ菅谷君のジャケットじゃなかったことがあって。それはシングル「ギリギリガガンガン」(映画『ワルボロ』の主題歌として2007年8月15日リリース)のときに、西原理恵子さんが描いてくれたんです。「あのパターンが有りだったら、今回はさかなクンも有りかも」ということになって。さかなクンは年中ずっと絵を描き続けているということも知っていたので、「できればそれを1枚わけていただけませんか?」っていう感じだったんだけど、ちゃんと描き下ろししてくれました(魚になったクロマニヨンズのメンバーが描かれている)。


さかなクンが描き下ろした『イノチノマーチ』ジャケットイラスト


あああ

Rolling Stone Japan 編集部

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