マネスキン サマソニ現地取材「優れたロックバンドの条件」と「ヒップホップからの影響」

 
「ミュージシャンはアスリートによく似ている」

ーみなさんは以前、ローリング・ストーンズのオープニングアクトを務めてましたよね。ロックの世界では長らく、カート・コバーンに象徴される「Live Fast, Die Young」な生き様が神格化されてきましたが、ストーンズみたいに長く続けることにも価値があると思います。自分たちはどちらを目指したいですか?

ヴィクトリア:(質問を遮るように即答)ローリング・ストーンズ!

一同:アッハハハ!

ダミアーノ:ちょっとゾッとするけどね(笑)。ニルヴァーナもベストなお手本とは言い難い。

ヴィクトリア:人生の模範例としてはね。

ダミアーノ:そうそう。


Photo by Masato Yokoyama

ーバンドとして、「ヘルシーであること」は重要視しているポイントですか?

ヴィクトリア:うん。

ダミアーノ:ソーシャルメディアがなくて、まだTVも普及してなかった時代は、ステージ上でやらかしても人々に気づかれなかったかもしれない。でも、今は誰もがソーシャルメディアを使っているわけで、くだらないことをしでかしたら瞬時にバレてしまう。

そういう意味で、ミュージシャンというのはアスリートによく似ていると思う。パフォーマンスで自分の100%を出し切るには、クリーンであり続け、健康を保ち、心が清らかでないと難しい。お客さんはお金を払って観に来るわけだから、僕らには100%の力を発揮する責任があると思う。そのためにも、いつも健康には注意を払っているよ。


Photo by Masato Yokoyama

ー自分たちでフェスを主催するとしたら、どんなものにしたいですか。

ダミアーノ:それぞれ全然違うフェスになりそうだな(笑)。

トーマス:レッツ・トライ。

ヴィクトリア:ローマで開催したいな。

トーマス:ローマでやるの?

ヴィクトリア:そう。一人一組アーティストを選ぶの、どう?

トーマス:それ、いいね!


Photo by Masato Yokoyama

ダミアーノ:じゃあ、まず会場はコロッセオだね。で、誰を呼ぼう?

ヴィクトリア:私はアイドルズかな。

イーサン:いいね、僕は誰にしよう……(考え込む)。

ダミアーノ:トーマスが先に言ったら?

トーマス:どうしようか……毛色の違うアーティストを揃えたいからなぁ……難しい……。レッド・ホット・チリ・ペッパーズかな。

ダミアーノ:僕はロザリアにしよう。幅を持たせる、という意味でね。一番お気に入りのアーティストだ。

イーサン:じゃあ、僕はクイーンズ・オブ・ザ・ストーンエイジ。

ダミアーノ:いいラインナップだね!


【写真を見る 全17点】マネスキン、幕張メッセでの撮り下ろしフォト(記事未掲載カット多数)

【関連記事】マネスキン、サマソニの伝説的ライブで体現した「新世代のロック」と「平等意識」








マネスキンSUMMER SONIC 2022セットリスト
プレイリストを聴く:https://SonyMusicJapan.lnk.to/ManeskinSS22SetlistRS



『テアトロ・ディーラ Vol. I (来日記念盤)』
発売中
完全生産限定盤
日本盤オリジナル・ジャケット写真仕様
ボーナス・トラック5曲収録、解説・歌詞対訳付き
特製ラバーバンド封入 価格:3,000円(税込)
購入リンク:https://sonymusicjapan.lnk.to/TD1JPRE

1stEP『チョーズン』
発売中
解説・歌詞対訳付き
価格:1,800円(税込)

1stAL『イル・バッロ・デッラ・ヴィータ』
発売中
解説・歌詞対訳付き
価格:2,000円(税込)

Translated by Yuriko Banno, Hiroyoshi Tomite

 
 
 
 

RECOMMENDEDおすすめの記事


 

RELATED関連する記事

 

MOST VIEWED人気の記事

 

Current ISSUE