ちゃんみなが振り返る武道館公演、初書き下ろし曲「TOKYO 4AM」に込めた想い

ちゃんみな(photo by 大橋祐希)

ちゃんみなが、新曲「TOKYO 4AM」を2022年9月2日に配信リリースした。同楽曲は、8月12日からParaviで配信されているドラマ『-50kgのシンデレラ』の主題歌で、初の書き下ろし楽曲。

2021年10月には日本武道館でワンマンライブ「THE PRINCESS PROJECT - FINAL -」を成功させ、今年9月には韓国語で全編制作した楽曲をリリース。それ以降も自身のルーツでもある韓国語の作品を続けてリリースすることを発表している彼女に、武道館のことから、新曲「TOKYO 4AM」のこと、いまの心境についてまで話を訊いた。

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―去年10月に日本武道館で開催されたワンマンライブ「THE PRINCESS PROJECT - FINAL -」、本当に素晴らしかったです。改めて「THE PRINCESS PROJECT」がどういうものだったか教えていただけますか。

大きく分けると、私の中で何個か区切りがあって、その一つが「THE PRINCESS PROJECT」だと思っているんです。デビュー当時から、私はライブコンテンツを「THE PRINCESS PROJECT」って呼んでいて。2017年3月27日に代官山UNITで開催した「ちゃんみな 1st Live 未成年〜To be QueeN〜」から始まったんですけど、一つのシーズンが終わったイメージを自分でも持っています。それをファンの子の前で表明することによって、これから先へのワクワク度も、自分自身のワクワクも増すし、ブランニューな気持ちで次のことに取り組んだり、より鮮明な活動ができるんじゃないかなと思って。自分の中では武道館を一つの区切りと考えて臨みました。



―映像作品のドキュメンタリーで、最初は仲間も少なくて、自分で衣装を揃えたりしていたとおっしゃっていました。ちゃんみなさんの成長や、仲間や家族が増えていく過程も「THE PRINCESS PROJECT」とともにという感じがあるんじゃないでしょうか。

そうですね。「THE PRINCESS PROJECT」があって、仲間がたくさん集まってくれたおかげで、ファイナルを迎えられたと思いますし、そのおかげで次のステップへ進めたんだと思います。もし仲間が増えない状態で規模を広げていってたら、きっと「THE PRINCESS PROJECT」のファイナルを迎えられなかったと思いますね。

ーちゃんみなさんは将来の計画を細かく立てていると公言されていますが、なぜ、「THE PRINCESS PROJECT」は、ここまで大きくなっていったんでしょう。

それに関しては、仲間のおかげだと思いますね。これは話すとすっごく長くなるんですけど、代官山UNITでやった最初のワンマンライブ「To be QueeN」のときは、それこそスタイリストさんもいなくて、自腹で衣装やダンサーさんを集めたりしていました。お母さんにお金を借りたり結構無理してやっていたんですよ。そのときに出会った仲間が今でも、不安定な時から変わらない笑顔で、同じ気持ちでやってくれていて。だからこそ、規模が大きくなるにつれてスタイリストさんが入ってくれたり、メイクさんが来てくれたり、映像を撮ってくれる方やダンサーさん、バンドメンバーが増えたりしていったんだと思います。

―公演を重ねるにつれて仲間が増えていったんですね。

最初は、振り付けとか演出をほとんど私1人でやってたんですけど。「THE PRINCESS PROJECT3」(2019年3月29日・Zepp Tokyo)のときから、ダンサーだった子も一緒にやりたいって言ってくれて。私もずっとやってほしいと思っていた人だったので、信用して任せるようになって、今でもライブを作るときは、3人で話して決めていくんです。そういうチーム体制ができたのも、本当にありがたいことでしたね。

Rolling Stone Japan 編集部

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