Da-iCEが語る10年の軌跡、「CITRUS」のヒットに至るまでの5人の自負

-では、ここからどんなグループになっていきたいか。メンバーひとりずつヴィジョンを伺わせてください。では、岩岡さんから。

岩岡徹:これは当初からの目標なんですけど、やっぱりドームツアーがやりたいです。あと、今年は悔しい想いをしましたが、NHK『紅白歌合戦』にも必ず出演したい。雲を掴むような話だった年末特番にも『FNS歌謡祭』など出させて頂いているので、ここから『ミュージックステーション』もそうですし、日本を代表するいろんなアーティストさんが集まる音楽番組に出られるようになれば、いろんなファンの方が観てくれると思うので、そこで認知度をどんどん高めていきたいですね。とは言え、この10年は一歩一歩確実に前に進んできた日々だったので、1本1本のライブも大事にしていきたいし、今メンバーそれぞれソロ活動も頑張っているので、その5人がまとまったグループとしての力も強くしていけたらと思っています。

-続いて、和田さん。

和田颯:自分たちが納得いくモノを出し続ける。そこだけはブレちゃダメなんだろうなと思っていて。やらされている感が出ちゃうと、届けたいモノも届けられなくなってしまうので、自分たちの好きな曲をちゃんと皆さんに届けて、それが皆さんにとっても良い曲だったらいいなっていう。そのスタンスでは在り続けたいなと思っています。なんだかんだ言っても、楽しいのがいちばんだと思うんで(笑)。

-続いて、大野さん。

大野雄大:この業界に入った頃から思っていたことなんですけど、音楽が大好きなのは大前提で、たくさんの人に愛されるグループになりたいなとずっと思っていたので、今「CITRUS」という曲を皆さんに愛してもらっていることは純粋に嬉しいですし、ここからはメンバーひとりひとりも愛してもらえるような、顔を見たらすぐ名前が出てくるようなグループにしていきたいですね。そしたら、新曲を出す度に気になってくれる人も増えると思うし。その為にもクオリティを追及して、常に向上心を持ちながら、グループ全体を上げていきたいですね。その先にドームもあると思うので。

-続いて、花村さん。

花村想太:ツインボーカルと言えば、Da-iCE。そういう感じにいつかなれたら良いなと思っていますね。その為にも「年齢を重ねるにつれて筋力が衰えていくと、喉が思うように動かなくなって高い声が出なくなる」とよく聞くので、発声トレーニングをしっかりして、どんな声でもハイトーンが出せるようにしなきゃいけないなと思っています。今回「CITRUS」というバケモンみたいな曲も生まれて、しかもそれが代表曲になったので、この曲を1日でも長く歌いこなせるように頑張っていきたいです。

-では、最後にリーダーのヴィジョンを伺わせて下さい。

工藤大輝:これからどんどん成熟していくと思うんですけど、年齢を重ねても、より洗練されたモノを表現すればいいだけですし、それは他のダンスボーカルグループにはない強みになると思うんですよね。ただ、それをしっかり形にしていく為には知識が必要だと思っていて。ライブで初めてバンドを背負ったりして、まだまだ知らないことがたくさんあるなと思ったんですけど、知っておかないと若くて勢いがある子たちに勝てなくなっちゃうので。そこは頑張らないとなって。

Rolling Stone Japan 編集部

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