Da-iCEが語る10年の軌跡、「CITRUS」のヒットに至るまでの5人の自負

-すごくクリエイティヴ脳で活動しているグループですよね。

工藤大輝:無意識にそうなっているんだと思います。

和田颯:Da-iCEはこのジャンルをやっている先駆者だと思うんですよ、ダンス&ボーカルグループのシーンにおいて。パフォーマンスチーム・s**t kingzさんがL.A.から持ってきてくれたモノとか、そういう本場の最新のパフォーマンスを取り入れたのは結構早かったんですよね。その土台に乗れたのはすごくラッキーだったんじゃないかな。

工藤大輝:結成時のマネージャーさんが、流行っている振付師さんのキャッチアップとかがめちゃくちゃ早かったんですよ。それが今でもDa-iCEの強みになっているし。だから嬉しかったよね。

和田颯:嬉しかった! s**t kingzさんはずっとYouTubeで観ていたダンサーチームみたいな感じで、憧れだったんで。s**t kingzさんと出逢っていなければ、今のDa-iCEの構成とかもなかったし、歌詞を表現するダンスでもなかったと思うし、そういう意味ではめちゃくちゃ感謝しています。

工藤大輝:ちょうどああいう振りが流行る過渡期でしたね。

大野雄大:俺は最初「誰だ?」みたいな目で見ていたんですよ。後々、一生頭が上がらない存在だと気付くんですけど(笑)。

和田颯:僕は「野球をイチローさんに教わっているようなもんだよ」ってずっと説明し続けていました(笑)。

大野雄大:今でも振り付けして下さるときは、毎回「うわぁ!」って驚かされています。

工藤大輝:s**t kingzさんは、俺らの曲が初めての振り付けのパターンが多かったんですけど、今、このタイミングで初めてs**t kingzさんにお願いするのと、10年お願いしてきた歴史があって新曲の振り付けを作ってもらうのとでは、モノが全然違うと思うんですよね。それで良い感じに化けたのが「CITRUS」だと思っていて。何十曲も僕らの振り付けをしてくれて、メンバー個々のダンスのクセとかも分かっているから「このソロはこいつに踊らせたら上手くいく」とか計算できるんですよ。だから「CITRUS」はパフォーマンスも含めてこれだけ評価されているんだと思います。

Rolling Stone Japan 編集部

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