Da-iCEが語る10年の軌跡、「CITRUS」のヒットに至るまでの5人の自負

-では、パフォーマーとしてはどんな表現をしてきたと感じています?

岩岡徹:1曲1曲の世界観をパフォーマンスでも表現してきたグループだと思っていて、ただ音に合わせて踊るというよりは、歌詞をダンスでも表現することに注力していて。そこは振付師さんも含めてずっと意識し続けているところですね。あとは、構成の複雑さもDa-iCEの特徴だと思っています。ちょっと瞬きしているあいだに立ち位置が変わっていたり、僕ら自身もその振付師さんの構成力には驚かされているぐらいなので、常に新しい形のパフォーマンスを表現してきた自負はありますね。そこがDa-iCEの魅力のひとつだと思っています。


岩岡徹(Photo by 大橋祐希)

-それもまたDa-iCEの強みであり、個性ですよね。それこそ“イケメン界の東大生”みたいなイメージを持っている人たちが観たら、度肝を抜かれる作品性の高い音楽とパフォーマンスをずっと表現してきたわけで。

大野雄大:それが核になっているとは思います。一回“イケメン界の東大生”みたいな感じで黒に塗り替えられちゃったところを、ライブで白に戻していく作業をずっとしている感覚。実際、ライブを観てから「え、こんなグループだったんだ! 印象変わった!」みたいな感想はコメントとかSNSでもよく目にしているので。

工藤大輝:アルバムの収録曲とかも基本的にメンバーみんなで聴いて選んでいくんですけど、そこで「これだったら、あの振付師さんにこういう振りを作ってほしいよね」とか「こういう演出が出来そうだな」とか「こういう曲が足りないから一緒に作ろうか」みたいな話し合いをずっとしているんですよ。だから、さっき徹が言った世界観という意味では、なんとなく統一はされていて。全部ぶん投げているわけじゃないから、ある程度のまとまりがあるんだと思います。

Rolling Stone Japan 編集部

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