「ゾンビランドサガ リベンジ」監督が語る、ガチンコ勝負の続篇とは?

Rolling Stone Japan vol.14に掲載された描き下ろしの源さくら/ゾンビィ1号(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)



ライブシーンへのこだわり

ー境監督は第1期に続いて続篇でも音響監督を兼任するそうですが、ライブシーンの表現は前回から変化が何かあるんでしょうか?

境:続篇ではパフォーマンスの成長も見せないといけないし、ライブの完成度も上げていかなきゃいけないという思いがあって、制作は大変なことになっていると思います。でもスタッフも自主的に考えてくれてすごく頑張っているので、相当見応えある感じになっていくんじゃないかと。一旦投げたら、上がりをいつも楽しみにしてますね。



ー例えば、ライブシーンがある映画とかアニメとか観ている時も「音響」ってどうなっているか気になりますか?

境:映画でも、5.1chとかだったらなるべく真ん中のバランスいい席を取って、音もしっかり聞きながら鑑賞したり。ドラマでも、どういう風に音をつけているのかは意識しながら見てますね。

ー「ゾンビランドサガ」のライブシーンを作るにあたっては、どういうところに注意しましたか?

境:第1期のエンディングにもクレジットされている「劇場版ゴキゲン帝国Ω」っていうアイドルグループのリーダーが運営を兼任されていて、彼女たちのライブに何度か足を運びました。実際のフロア感とか周りの観客との距離感、空気の振動の具合とかは何回も見に行って感じたので、なるべく落とし込みたいと思いながら作っていました。お話も聞かせていただいて、「曲の発注ってどうするの?」と質問したり、フォーメーションなどのメモを歌詞カードにびっしり書いたやつを見せてもらったり。そのコピーを参考にフランシュシュの歌詞カードを作ってみたり、いろいろ参考にさせてもらいました。第1期が終わった後、アイドルの人たちから「アイドルが見ても楽しめて説得力があった」って言ってもらえたのがすごくうれしかったですね。

ー境監督が好きなフランシュシュの曲は何ですか?

境:全部といえば全部なんですが、思い入れとして強いのは「ヨミガエレ」「FLAGをはためかせろ!」ですかね。でも「アツクナレ」も「目覚めRETURNER」も……(笑)。



ー全部ですね(笑)。劇中で使われる曲に関しては、まず監督がシナリオを作って音楽担当のスタッフさんたちにイメージを伝える感じでしょうか?

境:自分の中のイメージを音楽の佐藤(宏次)さんに相談して、いろいろ話し合いながら落とし所を作ってもらっています。一応参照曲もつけながらイメージは伝えますが、イメージそのままというよりも佐藤さんの中でうまく理解して、ちゃんと展開に寄り添った曲をあげてきてくれる。彼はシナリオもすごく読み込んでくれるので、お話に馴染んだ曲になります。ただ難しいのが、上がってきた曲は本編の中でフル尺使えるわけじゃないところ。どのくらいの尺にするか話し合いながら尺感をまとめてもらって、それをシナリオと照らし合わせて映像に当てはめる作業が一番大変です。

ーライブのシーンは尺を合わせるのもそうですし、彼女たちの動きもあるわけですもんね。

境:さらにそこに台詞が挟まったり、間奏で展開があったりすると、もう頭がこんがらがってきます(笑)。

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